公務員やめてみました。

公務員退職→自転車日本縦断→ゲストハウス開業へ

公務員辞めてみました。

ゲストハウス開業にいたるまでのブログ
自転車日本縦断→宿開業へ

旅中のなんでもない日

占いは信じないけど、信じやすい志水です。

 

運命なんて自分で切り開くんじゃああ!と強がっていますが、神社に行っては行ってはおみくじを引いています。

 

だいたい同じようなことが書いてあります。

探し物は見つかるといつも書いてます。約1年おみくじを引き続けていますが、いったいいつ見つかるのでしょう。

そもそも探し物とは何でしょう。昔無くした感情でしょうか。それとも自分自身でしょうか。

何にせよ早く見つかってほしいです。

 

 

 


さて、長い間旅行をしていると、特に何もしない日があります。
厳密に言えば何もしたくない日です。


毎日観光や移動ばかりでは疲れてしまいます。
贅沢ですが、旅が日常になってしまうとなんだか新鮮味がなくなってくるのです。

 

そんな日は、その場所に停滞し、知らない道をだらだら歩いて迷子になったり、
本を読んだり、映画を見たりします。

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「何で旅先でそんなことしてんの!家でもできる!もったいない!」

 

と思う人がいるかも知れませんが、意外とコレがいいもんなのです。

旅先だからこそ普段読まないジャンルの本も読みたくなったり、映画を見てもなぜか頭に残ったりします。

旅先の方が感受性が高い気がするのです。

 

 

そもそもそれは、

 

"いつもとは違う場所で◯◯をする"

 

ということが面白いのだと思います。

 

 

 


そうである限りなんだって新鮮になります。

 

 

いつもと違う帰り道だって

図書館での勉強だって、

病院でしょうがなく読むオレンジページのコラムだって、

他のチームでの練習だって、

普段いかない人との出張だって、

突然のラブストーリーだって、

左利きの彼氏だって、 、

 

 


訪れた街の観光地ばかりじゃなくて生活のある商店やスーパーなども覗くと面白いです。

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子供達が初めて自分で買う炭酸ジュースにうきうきしていたり、高校生が目的もなくたむろしていたり、おばちゃん達が井戸端会議をしていたり。

そんなその街のいつもの光景の中にいつもはいない私がいるというのが面白いです。

 

 

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昔はたくさんの人でごった返していたであろう古ぼけた商店街だって、ゆっくり歩いてみると、
色んな人が人生をかけた店々があったんだなあとよくわからんくせに感慨深くなってしまいます。

 

 

 

知らない街は面白いです。

 

 

 


休日やることがない。雨で◯◯が中止になっちゃった。

そんな日は行ったことのない隣町にいつもは読まない本でも持って出かけてみたらいかがでしょうか。

 

 


ライターっぽく締めくくってみました。

 

 

 


次回「帰郷ヒロミ」

東京という街 (長野県松本市→東京都)

私の背中は蹴りたいですか?志水です。

 

 

東京の人達の初めましての会話はこのようなのが多いです。

 

「東京のどちらに住んでるんですか?」
「〇〇です」

 

「そしたら△△線ですね!」
「そうですそうです!」

 

「私◇◇なんですよ、近いですね!」
「そうですね近い近い!」

 

「…以下略」

 

 


なぜか「いい天気ですね」ぐらいの勢いで常套句になっているこの枕詞。


路線や最寄りの駅名で何がわかるというのでしょうか。

特に意味はなくても田舎っことして会話についていけないので困っています。 

 

そもそも道産子の私から言わせれば東京都の東側に住んでいればだいたいの人の家は近いんじゃなかろうかと思ってしまいます。

 

 

 


そんなこんなで東京まで戻ってきました。

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経験しているものの、改めて人の多さにため息がでました。

ひとりひとりの顔を認識する間もなく、人が魚の群れのように流れていきます。

すれ違った人の中に平野レミがいたってわかりやしないのです。

 


しかし、それが良い面もあります。
無精ヒゲを生やし、でっかいカバンを背負って歩いていても誰も目にとめません。

言い方は悪いですが、田舎の中途半端な街だと、”なんだアノ汚黒天パ人間” と目線が集まってしまいます。

その分は気が楽です。円楽です。

 


田舎では数少ない飲食店や会社も、東京では無数にあります。比喩ではなく本当に無数。
その会社や店1つ1つにも誰かが人生をかけてのもの。この何メートルかの狭いスペースに何人もの人生が...と考えるとゾッとしました。

私にこんな人の波はCatch the waveできません。

 

 

街を歩いていて、上を見上げてもビル群と工事の音。空が狭いです。

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そこから漏れる光でただの坂なのに急になんだかドラマの中にいるようでした。なんのドラマでしょう。

 

ランチの嬢王に出演することが夢だった小さい頃の私に言ってやりたいです、東京はよくわからないけどオムライスは自分でも作れるようになるよと。

 

 

 


混みごみしていて空気が不味い。

しかし、なんだかわくわくするものがここにはあります。

 


雰囲気なのかなんなのか、そんなよくわからない街。

また来たいなと思える発見がある街。

急ぐが普通の街。

東口も西口も同じ風景がある街。

不思議が普通な街。

新しいがある街。

田舎の方がもちろん好きですが、都会もたまには良いです。

 

また来ます。

 

 

 

最後に、三代目JSBの「Welcome to the TOKYO」という歌をこの間はじめて聞きました。


負けずに、さだまさしさんとかに「Welcome to the HOKKAIDO」とかバキバキのやつ作ってもらいたいです。

 

 

次回「LOVE HAPPINESS MASASHISADA」

ヒッチはつらいよ。(沖縄県那覇市→長野県松本市)

先日チャリンコ日本縦断を終えた志水です。

 

 

帰り道はちゃちゃっと帰ろうと思っていたので、自転車を沖縄から北海道に送り、帰り道はヒッチハイク旅へ切り替えました。


ヒッチハイクという旅行手段は、チャリンコ旅の途中で台湾へ行った際に少し挑戦していたものの、サドルにまたがることが日常となってしまっていただけに、まだまだ戸惑いがありました。

kokorozashimizu.hatenablog.jp

 

 


行き先の書いたダンボールを持って路肩で棒立ちです。

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あー道に立ってるだけなのになんて恥ずかしいのだろうか。

どんな顔してたらいいのかな。

はたしてこんなんで止まってくれるのだろうか。

いやいや止まってくれたらくれたでどうしよう。

車内では何を話せばいいんだろう。

そもそも親指立てるだけで良かったのかも。

それより寒すぎないか。

オーバーソウルビック親指使いたい。

 

 


そんな間にも通り過ぎて行く無数の車。

驚いた顔や臭いものを見るような顔でわたしを見るドライバーさん達。

 

 

あーなにこれ!恥ずかしい!
見ないで、こっち見ないで!みんなしてこっち見てんじゃねええ!!

 

 

 

 

序盤は情緒不安定でした。

 

 

 

 

 

しかし、そんな行動を続けていると、なんだか慣れてきて開き直れるもので、だんだんと楽しくなってきます。

 

 


よしよし、ここならドライバーさん達の目に付きやすいな。

またいい人に拾ってもらえるだろうか。

さて、私はここに行きたいです!ここ!!

ねえ見て、私をもっと見て!ねえ見てよ!!

 

 

 

開き直っても情緒不安定には変わりありませんでした。

 

 

 

 

そんな心が整っていない私でしたが、乗せてくれる優しい方々がたくさんいたのです。

 

旅行中、仕事中、帰り道、ぶらぶらしていてなどなど色んな途中に拾っていただいています。


車内では人生や仕事、趣味の話、堅い話から下ネタまで様々。


自分の知らない世界が多く、疑問ばかり投げかけてしまいます。
接点のないような職種の人たちと話せるのは知識の幅が増えていいです。


知識の幅ってなんなんでしょう、なんだかうるさいですね。

 

 


ヒッチハイクについてまとめると、

 

辛いところ
・目的地へ向かう良さげの道路を見定めて、車が止まってくれそうなポイントまで結構歩く
・今日どこまで進めるかどうかの予定が立てづらい
・5キロとかの微妙な距離の移動は徒歩になる
・寒い
・眠い
・肩に爆弾ができる


良いところ
・1日でめっちゃ進む
・お金がかからない
・自分の知らない世界を知れる
・スリルがある
上腕二頭筋が付く
・羞恥心がなくなってくる
・ピンチ◯と広角打法が付く

 

 

 

そしてよく聞かれる
「そんなに毎回毎回乗っけてくれる人いるの?」
という質問ですが、


幸せなことに1日どこにも進めないということは今の所ありません。

むしろ30分ぐらい待っていると優しいドライバーさんが現れます。

日本も捨てたものではありません。いえ、捨てようとしたことは一度もないです、日本。

 

おかげさまで福岡→山陰→京都→松本まであっさり来れました。(沖縄から福岡は飛行機)

 

 


そしてチャリの時もいつも思っていましたが、やはり日本はどこをまわってもキレイな景色があります。

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チャリで通ってなかった山陰は、天気が急に悪くなることが本当に多く、山陽側への嫉妬心が高まりますが、
自然が静かでゆったりとしていて神話が出来る場所というのにも納得。

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シャーマンキング男子としては出雲にてヨミの穴で修行してくる予定でしたが、それよりも毛の穴が気になってしまったのでオーバーソウル "スピリットオブギャツビー" だけを習得して毛穴を引き締めた次第です。

 


しかし何でしょう、キレイな景色を見てもなんだか感動が少ないです。

おそらくそれは自分の力で到着していないからという気がします。

チャリンコの時が感動が多かっただけなのかも知れませんし、燃え尽きたのかもしれません。
だから燃焼後のスチールウールみたいな髪なのかもしれません。

 


なんだか地元が恋しくなってきたので、こっからも北海道へ向けてヌヌヌっと進もうと思います。


そこのドライバーさん、ちょっと不潔な天パはいかがでしょうか。

 

 

次回「恋人達のクソソソソ」

とりあえずゴール、さあ帰ろう(チャリンコ日本縦断 完)

ディフェンスに定評のある志水です。

 


バスケにおいてディフェンスは重要、私は地区で一番上手いではなく、地区で一番低いという名誉ある言葉をいただいたこともあります。

 

そもそも定評だけで実績はありません。

 

 

 

そんな不安要素の塊である私も
北海道の家を出てから約7ヶ月、ようやくチャリンコ旅のゴールである沖縄に着きました。
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「やってやったぞー!」とか「晴れ晴れしい気分!」とか「見ろやこの筋肉ー!」とか思うもんだと思っていたんですが、


なんだか達成感がなさすぎて驚いています。

 

 

 


あれ、終わっちゃったの?という感じで実感がないです。


半年以上も浮浪していたにも関わらず、本当にあっという間でした。

 

 

 

感じるのはただ "楽しかった" というもの。

 

 

 

チャリは中々進まないし、坂は辛いし、雨にはうたれるし、寝るとこ探してたら1日終わるし、身体は臭いし、肌は腐葉土みたいな色になるし、顔は気持ち悪いしで散々ですが、

 

風景をゆっくり楽しめるし、着いただけで感動がありますし、地域の良さを五感で感じられるし、天気が良いだけで幸せになれるし、何より人との距離が近くて色んな人と話せます。

 

 

 

途中は何度も原付にすれば良かった…と思っていましたが、今はチャリでまわって本当によかったなと思います。

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じゃあもう一回やる?と言われたら、食い気味に「今度は車で」と言います。

 

 

 

 

そもそも私のチャリンコ旅は"日本のゲストハウスを見てくるため"、"日本という国を少しでも知るため"というものでした。郵便局ぐらいマジメです。

 

 

 


ゲストハウスについては、出発前に自分がやりたいと思っていた宿と今やりたいと思う宿の形式は変わりました。


これは見て泊まった旅行者の目線、働いて宿泊を提供する側の目線と両方やった結果であって、泊まるということについてだらっと考えて良かったなと。

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相談に乗って頂いた宿の方々、ありがとうございます、またずけずけと相談しに参ります。
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なんというか、ビジネスバリバリというよりは、低音風呂ぐらいのだらっとした宿をやりたいです。


もちろんビジネスも考えなければなりませんが。

 

北海道に帰ってからも熱し過ぎず冷め過ぎず、ぬるま湯でバブでも入れる勢いで取り組んで行きたいです。

 

 

 


日本という国については、色々な所に行って、その土地のものを食って、その土地の人と話して本当に良い経験ができたと思います。


その土地の印象をつくるのは人でした。

 

そこが便利でも不便でも、綺麗な景色があってもなくても、そこで話した人が良ければ良いところだったなあと思うのです。

 

もちろん綺麗な景色は景色ですごく良いです。
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パソコンで写真を見返してニヤニヤしています。逆から見たらただの変態です。スタバの窓際でやってやりたいです。

 

 


あとは日本のどこでも感覚が近くなったなあと思います。


福岡の地盤沈下のやつも自分が通った道で、まさかあそこが!と感じますし、東北の地震だって知り合いが増えたからこそ心配がより一層積もります。

 

もちろん心配だけではなく、各地に人脈が広がって今度はその人に会いに旅行に行けるので本当に嬉しいです。
逆にその人達に地元北海道に来て欲しい思いでいっぱいいっぱいです。

 

 

 

 

そんなことを言ってると、「長期で色んなところ行っていいなー」と思う人もいるのでしょうが、それは、
"仕事辞めてニートやフリーターになったら人生オワリ"
という日本のどこからかくる恐怖から一歩外に出たら行けちゃうワケでして、何が言いたいかというと"誰でも行けるよ"ということ。
あとは単に皆さんを巻き込みたいだけかも知れません。

 

 

 


お堅い振り返りになってしまって、なんだかなあ阿藤快記事になってしまったことをお詫びしたいです。

 

 

 

北海道への帰り道は、バスやヒッチハイクとかで今旅でお世話になった人達に会いに行こうと思います。
アポを取っていない方が多いです。気づいたらあなたの後ろにいるかも知れません怖

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要はあのー、あれです。車に乗せてください。

 

 


最後に、
応援してくださった方々、叱咤激励してくださった方々、ブログを見てくださった方々、メッセージを送ってくれた方々、メッセージを送ろうとしてた方々、メッセージの使い方がわからなかった方々、本当にありがとうございました。

 

 

 


最後にもう一度

 

あー楽しかった。

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総日数 214日
総走行距離 7,258㎞

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(地図上の星は泊まったところ)

 

 

youtu.be

 

 


次回「車と時間よ、止まっておくれ」

 


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とこなぁ〜つの (鹿児島県奄美大島→沖縄県那覇市)

アイハブアペン、アイハブアパーマ、志水です。

 

 

奄美大島を出て、ようやく沖縄本島に着きました。
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奄美も沖縄もそんな変わらんだろと思っていましたが、そこにあったのは別の国。

 

夕方に島に入ったのですが、11月中旬だというのに25℃。

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近くのスーパーには沖縄そばの山。

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野宿先の公園で夜中までバスケをする若者達、飛び交うコウモリ。

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夜公園の隅で寝ているとテント近くのベンチに酔っ払ったゴリゴリの若者2人が座って野外二次会を始めました。

 


怖いなーとビクビク声を聞いていると、

よりゴツい方の好きな子が別の人と結婚したそうで、なかなかショックを受けており、

 

もう片方の並みにゴツい男は優しく慰めながら、音楽をかけました。

 

 

 

 

SPEED : WHITE LOVE

 

 

 


沖縄にも冬が来たみたいです。

 


とりあえずテントの近くで雪を降らせないでほしいです。

 

 


その後もSEAMOやら倉木麻衣といった懐メロとも言えない年代の歌が続き、私はこの島に着いてタイムスリップしたのではないかとワクワクさんでしたが、

 

起きるとYahooニュースではピコ太郎。

 

 

昔の人ばかり登場し、結局タイムスリップしたのかどうかあやふやです。

 

 

 

 

そんな沖縄ではやはり"美ら海水族館"に行っておこうと男1人で単独突破してきました。いつでも気持ちは香車です。

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わあすごい。

 

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わあー。

 

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わあー。。。


なぜか1人だと早足になってしまうものです。
既知の事実ですが、テーマパークの類いは誰かとがベターですね。


さすが天下の美ら海だけあって水槽はバカでかくて迫力がありましたが、個人的には、無理とはわかっていても生きているウバザメかリュウグウノツカイが見たいです。

 

 

 


あとはこれまたベタに"首里城"に。

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これまで色んな城を見てきましたが、首里城は特殊でした。


それもそのはずです、当時沖縄は日本国ではなく琉球王国として本当に別の国。

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戦う拠点というよりは政治拠点という感じでしょうか。

 

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赤いというだけで立派に見えるのはなぜなんでしょう。
私も赤くなりたいです。

 

 

 


沖縄は国際通りなど観光に特化した通りが有名ですが、それよりも一本ローカルな道に面白さが詰まっていると思います。


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細い路地に広がる市場も日本っぽくないですし

 

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こんなんもう東南アジアのそれです。

 

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だらだら歩いているだけで面白いです。

 

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泊まったゲストハウスだって、1泊800円とか1,200円とか。

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ベッド数の半数の人はもう住んでました。中は生活があります。

 

 

 

あと沖縄飯はやはり他の県とは全く別物が多く、個人的には好きな味です。そもそも飯屋も多いです。

 

ゴーヤチャンプルー

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おそらくゴーヤとコンビーフと豆腐を卵と塩胡椒で炒めただけなのだろうけども、美味い。
現地のものだからなのかゴーヤが全然苦くないです。小さな沖縄そばと刺身付き定食で700円

 


タコライス
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なんだか納得のいかなかったタコライスという料理。
美味いは美味いんですがこれじゃない感をずっと思っていました。
ここで謎が解けましたが、隣に付いていたタコス、これが最高に美味かった。
タコスありきのタコライス、正解は越後製菓でした。

 


サータアンダギー
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市場や道の駅で必ず売ってます。60〜100円
揚げたては予想を超えるサクうまです。
昔ながらのドーナツのような優しい味。
揚げたてではないやつは優しい小麦粉の塊です。

 

 


他にもミミガーやらラフテーやらもずく天ぷらとか、オリオンビールが進むものばかり。

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お陰様で内臓を壊し、胃腸炎になりました。2日間寝たきりでした。
ストレスなくても胃はやられるのだと勉強になりました。

 

 


本島は修学旅行生の聖地でしたが、もちろん海も綺麗でしたし、宿も飯屋は安いし、沈没するには最適な場所です。
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ただやることがないです。

 

 

行くなら離島がいいのかも知れません。

名前はわかりませんが、かっこいい島があったので次回の楽しみにしているところです。
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離島離島言っときながら本島でなんだか満足してしまったので、しばらく本島に沈没して長かったこのチャリンコ旅を締めたいと思います

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次回「ペン終わりのはじまりパイナップル」

 


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いもーれ奄美(鹿児島県屋久島→奄美大島)

好きなカードゲームはトランプ、志水です。

 

 

鹿児島から沖縄に行く途中、奄美大島に寄って来ました。

 

そもそも奄美大島沖縄県だと思ってましたが、奄美大島与論島鹿児島県なんですね。

これだから理系はと言われてしまうのでしょうか。

 

 

屋久島行きの船とは打って変わって豪華客船。食堂や売店、風呂まで付いていました。

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貨物船は土器土器しますがしばらく遠慮したいです。

 

 

到着した途端、夏がget back to me、stop the season in the sunです。

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常にバカンス状態ですが、奄美では特にBANG BANG バカンスするつもりでした。

 

 

BANG BANG バカンスと言えば、当時聞いた時は中学生ながらもSMAPも安直な歌出したなーと思っていましたが、今年で歌い納めになってしまうとはなんだか淋しいです。

取り急ぎ前職の上司のオハコである青いイナズマを聞いて元気を出したいです。

 

SMAPもですがKUNになってしまったKAT-TUNはどうするのでしょう。抜けた人が違えばKANになって愛が勝ってしまっていたことでしょうし、脱退組が半分となればOB会が盛り上がったりするのでしょうか。

 

そもそも少数精鋭のKinKi Kidsの交わらない個と個についてはどうしましょう。心配でたまりません。

とにかく愛されるよりも愛されたいマジですし、姪はジェットコースターですし、僕のお尻には穴があります。

 

 

 

話がHey Sayしてしまいましたが、バカンスです。

 

島にはイオンやファミレスがあり、思ったよりも全然都会でしたが、その栄えているエリアを抜けると、サトウキビがそよぐざわわな風景に。

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そこらにはスーパーなんてものはもちろんなく、〇〇商店といったパンと洗剤が隣り合わせで売っているような店が第一線で活躍しています。

 

この手の店はなんだか懐かしいような気がすると同時に、入ったら何か買わなければいけないようなロシアンな雰囲気があります。

 

ある店に入った時に、(ちょっとこれは買うものないな…) となり、「すみません汗」と申し訳なく店を後にしようとすると、

逆におばちゃんが親しみを込めた笑いと共に「ごめんねぇなんもなくって」と。

 

 

今度はキロ単位の砂糖しか売ってなくても買おうと心に決めました。

 

 

 

 

そんなこんなで海沿いに出ると、

「うひゃー!」

と声が出てしまいました。

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特別名の付いたビーチではなく、ただの海岸線なのにこの美しさ。

広末涼子の次に透明です。

 

誰もいない浜があったので、チャリを置き、本能的にパンイチになって飛び込みました。

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さ、さむ…

さすがに少し時期が遅かったかもしれません。

 

岸にあがると親子連れに遭遇し、小さな子がお母さんに「なんであの人裸なの?」と問い、お母さんは何も回答せず「あっちに行こっか」と。

海水が目にしみます。

 

 

その後は開けた浜のそばにテントを張って、PVのように波打ち際を歩いたり、好きな音楽を聞いたり、本を読んだり。

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週末だと言うのに誰もいません。この景色を貸し切りです。

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オカヤドカリさんもスペシャルサンクスとして登場。

 

暑くも寒くもなく、太陽が沈むのを見てからも、月が明るかったのでテントのチャックを開けて雲の動きをボケーと見て。

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かぐや一族の血が騒ぎ、月を見ていると涙とおしっこがでました。

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いい日です。

 

 

 

奄美大島にはマングローブ林もあり、その間をカヌーで周れるという話を聞き、行ってみるとツアーしかやってないとのこと。

旅行において心からツアーというものが嫌な私はためらいましたが、2,000円という安さに負けて参加して見ました。

 

ツアーはやっぱり別の人に合わせなきゃいけないですし、時間に縛られるし、聞きたくない説明だって聞かなければならないし、、、

 

いやー楽しかったです。

 

 

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水が綺麗なのでマングローブ林の下に魚が泳いでいるのが見えますし、木にカニがいたり。

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カヌーの面白さを知りました。

来年は北海道の天塩川をカナディアンでキャンプしながら下りたいです、下ることに決めました。

カナディアンだれか貸してください。

 

 

 

奄美グルメは"鶏飯"を。

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ご飯に鶏肉や椎茸などをトッピングして鶏の出汁をぶっかけた出汁茶漬け的なやつ。

そもそも茶漬けなんてどこでも食えるだろうとそこまで期待してませんでしたが、透明度の高いこのスープがなんとまぁ美味い。

奄美はなんでも透明です。

このスープは米じゃなくて麺でもイケることは間違いありません。

 

 

 

 

空気がゆっくりしている上に、人の付き合い方が良い意味で昔な奄美

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まだ行ってないですが、観光客が少ない分、沖縄よりも良いかもしれません。

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次はとうとう最終目的地であるめんそーれ沖縄県へ上陸します。

 

 

次回「海パンかと思ったら短パン、短パンかと思ったら海パン」

 

 

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ももの毛達だけ (鹿児島県鹿児島市→屋久島町)

女の涙と波の揺れに弱い志水です。

 


鹿児島から屋久島へ遊びに言って来ました。

 

しかし島へ行く船で事件は起きました。

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前記事で書いたとおり、
ゲストハウスで一緒だったツヨシさん、ショウヘイ君と鹿児島の居酒屋でバイカル湖ほどのいも焼酎を飲み、
その後学生気分がぶり返し、海辺でビールやらウイスキーを飲み飲みしていました。
後半は3人とも脳内に動画が残っておらず、大変残念です。


そして目覚めると人生トップ5に入るほどの二日酔い、そしてよくわからない寝不足。

 

そんな中での屋久島行きフェリー乗船。

 

フェリーは貨物船で人が乗るタイプのものではなく揺れる揺れる。

 

当日は波浪注意報が出るほどのシケ。

 

 

およそ半日かかる船旅は便器と共にしました。

もう出るわ出るわ。


何が出るかな♪と小堺一機のニコニコが頭をかすめます。


私の口から出たのは今日のあたり目だったのでしょうか。

 


あれだけ逃げ場のない苦しみは初めてです。

なぜ酔い止めを飲まなかったのでしょう。

 

海の神ポセイドンが近くにいればシャイニングウィザードをキメていた次第です。

 


ヘロヘロで屋久島へ到着。

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そして別便で来ていた先ほどのショウヘイ君と合流。
彼もヘロヘロだったので同じ状況であったことをすぐに理解できました。

 

 

平衡砂が爆発しているなか、一緒に縄文杉へ向けてトレッキングへ。
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ああ気持ちが良い。
それよりも地に足が着いているだけでこれだけ幸せを感じたことはありません。

 

それでは写真で天下の屋久島の景色を少し。

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苔のむす森の中を歩くのは本当にすがすがしく、太鼓岩からの景色もバッチリ、トロッコ道を歩くのも新鮮で良しでした。
しかしトロッコ道は牛の小腸ぐらい長く、飽きるので要注意要観察要チェックや。


そしてこのトロッコ道は現役で使われており、ザンギエフ並みの屈強な男達がインド列車のようにトロッコにたくさんしがみつき、山道を下りて行きました。

急いでいるようでしたが、少女と共に飛行石でも落ちてきたのでしょうか。

 

そして鬱蒼としながらも幻想的な森を歩いて歩いて。

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その先の大物縄文杉は遠めでしか見れないので大きさが直に伝わらず横目スルーしてしまう程でした。
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縄文杉ではなくとも、道沿いのアンドレ程大きな杉や、私の頭程ふかふかの苔はやはり他の地域に比べて独立した何かがある気がします。
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その後は山小屋で一泊。

一緒に泊まった人達は皆仲良くいも焼酎で乾杯をしていましたが我々2人は顔を見合わせて酒の入ったカップを乾杯後に静かに置いたのでした。

 


次の日に九州最高峰の宮之浦岳に登る予定でしたが、生憎の雨で断念。

 

しかし下山時は苔が雨でより緑々しく大変良かでした。
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いつ妖精やヴォルデモートが出て来ても違和感がないです。

 

 

小屋で一緒になった千夏チャンも仲間に加えて下山。

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ドラクエでしょうか、どんどん仲間が増えていきます。
あとは魔道士のムロツヨシかゲレゲレが仲間になれば完璧でしたが、現実は女の子好きな山おじいちゃんと合流しベチャベチャになりながらもゴール。

 

全員ヒザが満点大笑いしていますが、明日はこのパルプンテ4人組でムドーを倒しに行こうと思います。

 

 

屋久島は民宿が腐るほどありますが、その中でもオススメだという"ふれんど"に一泊。

島外からのリピーターが多く、10回以上来ている人や、オーナーと間違えてしまうほどの長期滞在のおじちゃんも。

皆親戚のような距離でした。

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いい宿でした。

 


短期間の屋久島滞在でしたが、この島にどハマりする人がいるのも納得でした。
今回はここ行ったから今度はこっちに行きたいなとなってしまいます。

そして山トレッキングの他にも沢登り、ダイビング、釣りなどアウトドアの楽しみは全てと言って良いほどできるのだそう。


また来たいですが、今度は飛行機で来ます。

 

 

この吐瀉物まみれの身体を清めるために、奄美大島まで身体を洗いに行ってこようと思います。

 

船で。

 

次回「ロマンティック波浪注意報が止まらない」

 

 

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