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一富士二鷹三塁打猛打賞 (富士登山)

首に1本だけ長い毛が生えており、毛にもアウトローがいると知った志水です。

 

真顔で抜きました。

 

 

 

一昨日、とうとう日本最高峰である富士山へ登ってきました

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今回は富士登山のリアルなレビューと今後登る人へのオススメの登り方を紹介します。
お笑いは一切なしです。テレビや音楽、お手持ちの携帯やパソコンの電源を消して真剣に見てください。

 

 

富士山に登れる期間は7月上旬から9月上旬までの約2カ月間。


富士山には4つのルートがあって、山梨県側の吉田ルート、静岡県側の富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルートから選んで登ります。
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山梨側の吉田ルート(地図上黄色)が最も人気で山開きは7月1日です。
その他のルートの山開きは7月10日で未だパッカーンしていません。
詳しくはこのサイトがわかりやすいです。
富士山の4大登山ルートを紹介|初心者のための富士山登山

 

私は山小屋で1泊して翌日頂上は混むので小屋前で日の出を見てから頂上を目指す計画を立てました。

 

吉田ルートの5合目までは富士山駅河口湖駅などからバスが出ています。

往復2100円です。(片道1時間)
ちなみに新宿からのバスも出ています。
バスについてはこちらをドーゾ。
富士登山バス - 富士急行バス

 

 

私は山小屋に泊まるため、昼頃出発でいいだろうと11:20ぐらいにバスが到着しました。
するとなんでしょうこの人だかりは。
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フェス会場でしょうか。ボンジョビでも来てるのでしょうか。はたまた大勢で登る雰囲気を作り、1人の私を追い返そうとしているのでしょうか。泣かない、泣かないもん。

 

軽食をとったり、景色を見たり、売店を覗いたりして高所に身体を慣らします。
さすが2,305mあるだけあって5合目からでもこの景色です。
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神社もあるので安全登山を祈ります。
天狗にもなってみます。
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混んでいるのになんなんでしょうこの虚無感は。私以外の人影が感じられません。

 

 

12時よりさっそく登山開始。
登山口では協力金1,000円払っていきます。環境保全は大切です。

前職でこのような山岳環境問題をやっていたので痛いほどよくわかります。それにしても高っけえ。

 

序盤は景色を見ながら緩やかに6合目まで向かいます。
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途中看板がたくさんあるのでわかりやすいです。

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しかしよく見てみると目標地点までの時間が分単位で書いてあります。こんなに細かく書いちゃって大丈夫なのでしょうか。行政も踏み切りましたね。時間は有限です、ゆっくりゆっくりデロリアンでぶっ飛ばしましょう。

 

 

6合目からはとうとう富士登山らしくジグをきって砂利道のような登山道をずいずい登っていきます。
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7合目に差し掛かるとテレビで見たことのある山小屋達が見えてきました。
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売ってるものはやはり高っけえです。
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富士山は重機で食料等を運んでいるのでここまで高くしなくてもいいのにと思ってしまいます。ここで激安業務用スーパーとか開きたいです。

 

山小屋の前には椅子が設置されているので休憩ポイントにもなっています。

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座っていると韓国人っぽいソロ登山者に話しかけられました。

 

「山小屋は予約しなくても大丈夫かな?予約はしたんだけど、山小屋の名前忘れちゃって。」

 

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おっちょこちょいちょいの彼はダニエル。

韓国系オーストラリアンで10日間旅行で日本にきているんだとか。同い年でした。疲れのせいでしょうか、かなり老け込んで写っています。

 

そして私が予約した山小屋に空きがあるか聞いてみるという流れになり、一緒に登ることに。
仲間が増えました、ドラクエの気分です。しかし残念ながらこのパーティには遊び人しかいません。

 


ゆっくり自分のペースで登れば難しい道ではないです。

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しかし酸素が薄く、息がきれやすいですし、高山病には注意です。ダニエルは少し頭が痛いと言っていました。私は見た目が痛いです。

 

しばらくして8合目を過ぎたあたりの予約した山小屋に到着。

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小屋にも空きがあるとのことだったのでダニエルもここに泊まることに。


北海道で避難小屋や石室には泊まったことはありましたが、本州のしっかりとした山小屋に泊まるのは初めてだったので楽しみでした。

 

 

登山開始が12時で山小屋到着が15時30分。
中に案内してもらうとそこには想像通り狭い寝床が。
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2人で1畳ぐらいですかね。そしてこの時間にもかかわらず寝ている人がいます。
リビング?ではスタッフの人が目を光らせており、だらだらできない雰囲気だったため、外で景色を見ながら座って2人でだらだらしていました。

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17時前になるとツアーのお客さんがゾロゾロと上がってきました。

すると山小屋スタッフの方が、
「ツアーのお客さん達が来るのでそこ空けてください」と。
私たち遊び人ズは大所帯のパーティに追い出しをうけました。悔しくてパルプンテを唱えましたが何も起きませんでした。

 

そこから晩御飯。ハンバーグ入りカレー。

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レトルト味ですがあったかいものは嬉しいですね。
もし火が使えれば自分で米炊いてなんか作ったほうが断然良い気がします。 

 

ちなみに朝ごはんも頼んでいたのでこの時点で渡されます。

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これが1,000円。。泣きました。自分で持ってきた方がいいですね。

 


晩御飯の時に明日の日の出時間とそれに間に合うような起床時間をお知らせしてくれました。

日の出が4時過ぎなので、私は4時に起きればいいんだな、よしよし。
ダニエルは頂上で日の出がみたいらしい、2時起き頑張ってくれ。

 

夕暮れに近づき、空が良い色に。
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寒くなってきたのでザック整理をして20時ごろ就寝しました。

 

 


夜中に事件は起こりました。

 

 

横のおじちゃんから寝返りパンチを散々くらい、気づけば皆が川の字に寝ているのに対しダニエルは一文字で真横になって寝ていました。なんか重いと思ったわけです。
ダニエルは起きてフフと笑ってました。

 

 

そしてガサガサと他の人が起きる音がして起きてしまいました。1時ごろです。
山小屋は思ったのと違い、他の人に気を遣うなんてのはありませんでした。ビニール袋ガッサガサ。話し声普通。

そしてツアーのガイドさんがデカイ声で「○○ツアーの方出発10分前でーす!!」

 

私はどんな状況でも寝られる特性がありますので状況を無視して4時までしっかりと寝ることにしました。

 

 

しかし2時ごろ、パッと電気が点いて、山小屋スタッフの人が、Wake up!と。
頂上で日の出を見る人は起きてくださーい!と。


それ言わんでもいくない?各自にやらせばいいんじゃない?

 

と心の中でデカイうさぎの人形ボコボコにしていた時、

出発準備を終えたダニエルがニコニコしながらLet's go with me と。

 

笑いました。
起きちゃったし、せっかくだしベタベタに頂上で日の出をみることに。

 

 

2時にもかかわらずたくさんの人が登山道に出ていました。
ヘッドライトの明かりで道並みがわかります。
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9合目に着くと少しずつ明るくなっています。
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この辺りから先に出たツアー団体に追いつき、私が嫌いな登山者が列になり進むご存知の光景となりました。

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ダニエルは「これはやばい、失敗した」なんて言っていました。
ほれ言わんこっちゃない!と英語で言えなくて悔しかったです。

 

行列にしびれを切らした欧米人がルートを外れて登ろうとしたとき、後ろからツアーガイドの方が怒号をあげていました。
石が落ちてきたらあぶないですし環境を守るためにルールは大事ですね。ありがたいです。

 

 

少し進むとそのツアー団体がロープをまたいだ先で休憩しておりました。

ベギラマを唱えてやりたかったですが私は遊び人。へらへらする他なかったです。


そんなうちにどんどん明るくなります。
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とうとう頂上へ。


そしてこの光景。
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人であふれています。


そして寒さに耐えながら待つこと数分、赤々とした光が見えました。

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すごく綺麗でしたが、なぜかあまり感動はなかったです。

 

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頂上の稜線上をあるこうかと思っていましたが風が強いので諦め、下山することに。

 

下山も序盤は参勤交代状態です。都を移すのも一苦労です。

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途中からの下山道は砂利道をザクザク走るように下ります。
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景色を見ながらゆっくりと。この時点でまだ7時。

 

海外の人の観光地でのリラックスの仕方は毎回良いなあと思ってしまいます。見習います。
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そして9時過ぎに下山。
ダニエルと乾杯しました。

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これから東京に向かうとか。忙しい日本を楽しみきって欲しいですね。

 


天気に恵まれ、友達もできた富士登山
楽しかったですが、私はしばらくは来ないと思います。

不便で田舎臭い方が性に合っている気がします。本当の意味で自然と戯れたいです。

 


最後にこれから登るという方オススメの登り方を紹介します。

  1. 昼頃に5合目にバスで到着、売店や景色を見ながら高所に身体を慣らして13時ごろ出発。
  2. 17時ごろ8合目か本8合目の山小屋に到着。晩ご飯の後夕日を見て就寝。
  3. 頂上で見るのも小屋前で見るのも変わらないので人の少ない小屋前で日の出を拝む。水筒に温かいコーヒーなどを入れてきておくといいでしょう。
  4. ゆっくりと頂上へ登り、人の少ない頂上を自分で持ってきた軽食を食べながら満喫した後下山。
  5. 下山路で昼寝とか音楽聞くとかリラックス。そして下山ルートの端でバーナー使ってカップヌードルやあったかいもの食べて腹ごしらえ。
  6. 下山してみんなで昼からビールで乾杯。
  7. バス内爆睡。
  8. ホテルや宿泊施設でシャワー後爆睡。
  9. 1に戻る

これで間違いないでしょう。


あとはとりあえず天気次第です。
麓の天候と山頂付近の天候と風を見て計画を立てましょう。
オススメのサイトはこちらです。
富士山北麓5合目の天気 - てんきとくらす [天気と生活情報]

 

 


遊び人は何もしてないイメージがありますがいざという時の一撃は凄いものがあります。
今に見ててください。

 

 

何も起きませんから。

 

 

最後の最後に、去年地元北海道の白雲岳で見た夕暮れと朝焼けをお届けしてロマンチックにお別れです。  

 

 


次回「ハートキャッチ信州」

 

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