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東京という街 (長野県松本市→東京都)

私の背中は蹴りたいですか?志水です。

 

 

東京の人達の初めましての会話はこのようなのが多いです。

 

「東京のどちらに住んでるんですか?」
「〇〇です」

 

「そしたら△△線ですね!」
「そうですそうです!」

 

「私◇◇なんですよ、近いですね!」
「そうですね近い近い!」

 

「…以下略」

 

 


なぜか「いい天気ですね」ぐらいの勢いで常套句になっているこの枕詞。


路線や最寄りの駅名で何がわかるというのでしょうか。

特に意味はなくても田舎っことして会話についていけないので困っています。 

 

そもそも道産子の私から言わせれば東京都の東側に住んでいればだいたいの人の家は近いんじゃなかろうかと思ってしまいます。

 

 

 


そんなこんなで東京まで戻ってきました。

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経験しているものの、改めて人の多さにため息がでました。

ひとりひとりの顔を認識する間もなく、人が魚の群れのように流れていきます。

すれ違った人の中に平野レミがいたってわかりやしないのです。

 


しかし、それが良い面もあります。
無精ヒゲを生やし、でっかいカバンを背負って歩いていても誰も目にとめません。

言い方は悪いですが、田舎の中途半端な街だと、”なんだアノ汚黒天パ人間” と目線が集まってしまいます。

その分は気が楽です。円楽です。

 


田舎では数少ない飲食店や会社も、東京では無数にあります。比喩ではなく本当に無数。
その会社や店1つ1つにも誰かが人生をかけてのもの。この何メートルかの狭いスペースに何人もの人生が...と考えるとゾッとしました。

私にこんな人の波はCatch the waveできません。

 

 

街を歩いていて、上を見上げてもビル群と工事の音。空が狭いです。

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そこから漏れる光でただの坂なのに急になんだかドラマの中にいるようでした。なんのドラマでしょう。

 

ランチの嬢王に出演することが夢だった小さい頃の私に言ってやりたいです、東京はよくわからないけどオムライスは自分でも作れるようになるよと。

 

 

 


混みごみしていて空気が不味い。

しかし、なんだかわくわくするものがここにはあります。

 


雰囲気なのかなんなのか、そんなよくわからない街。

また来たいなと思える発見がある街。

急ぐが普通の街。

東口も西口も同じ風景がある街。

不思議が普通な街。

新しいがある街。

田舎の方がもちろん好きですが、都会もたまには良いです。

 

また来ます。

 

 

 

最後に、三代目JSBの「Welcome to the TOKYO」という歌をこの間はじめて聞きました。


負けずに、さだまさしさんとかに「Welcome to the HOKKAIDO」とかバキバキのやつ作ってもらいたいです。

 

 

次回「LOVE HAPPINESS MASASHISADA」