カウントダウンTVをご覧の皆さんこんばんは、志水です。
東京でひと段落しましたので、今までの道中でよかった"場所"ベスト5を私個人の見解で発表します。
だれが聞いているかわかりませんが発表します。
写真中心に発表します。
それでは発表します。
ドラムロールはセルフでお願いします。
第5位 北海道 函館市『函館の桜』
桜の時期だからということもあったかもしれませんが、桜で圧倒されたのは正直初めてでした。
星型で有名な五稜郭公園では、淡いピンクが視野いっぱいに広がります。
桜のピークでGWということもあり、人もたくさん入っていました。
カップルでのお散歩はさぞ楽しいのではないでしょうか。
ひ、ひとりでも綺麗だったもん。ずっと上を見ていたのは桜が綺麗だったからだもん。
晴れていたのに濡れ桜でした。ホロリ
桜の下で仲間でジンギスカンを楽しんでいる人達も多く、肉の良い匂いがします。
ちなみに花見といえばジンギスカンというのは北海道だけだと聞き、自分たちの当たり前がいったいいつどこから埋め込まれたのだろうと怖くなった次第でござます。
一方駅側の函館公園は観光客よりも地元の人が多い印象でした。広い公園の中に桜がぎっしり、梅がちらちら。
公園の中には動物園と呼ぶには小さな動物ふれあい園と遊園地と呼ぶには古く小さな遊具園が。横を通ると子供たちの嬉しいさけび声が聞こえてきます。
縁日もやっており、屋台の良い香りが花見の楽しみを増幅させます。
中央の広場では、公園で遊ぶ人、芝生で昼寝をする人、ベンチで本を読む人、学校帰りの学生達、さまよう私。
色んな人が桜と共に好きな時間を過ごしている様は幸せを絵に描いたようでした。
花見はゆっくり時間を使って楽しむべきですね。来年のGWは函館で桜と一杯いかがでしょうか。いざ舞い落ちる。
第4位 山形県 米沢市『小野川温泉』
山形県といえば趣深い銀山温泉が観光名所としても有名ですが、ここは高級な温泉街というよりはローカルで温かい雰囲気です。
小野小町に由来していると言われている温泉街だけあってレトロな雰囲気が満載です。
この温泉街には公衆浴場が3つあります、200〜300円というだけあって、訪れた人だけではなく、地元の小さい子からお年寄りまで、たくさんの人が利用しています。
温泉に行くというよりは家の風呂に入る感じですかね。
公衆浴場の1つの小町の湯は露天風呂しかありませんが、シーズンになると蛍の灯りを見ながら湯に浸かれるのだそう。
しかし無人なだけあって夜遅くまではやっていませんのでご注意を。閉店の蛍の光の音楽はセルフでお願いします。
それにしても朝夕は温泉街の中をお風呂セットを持ってサンダルで歩く人々の雰囲気がすごく好きでした。
もちろんお湯も良し。
今度は泊まりに来て小鉢たくさんの料理と山形の美味しい酒を一緒に楽しみたいものです。
気づかぬうちに年を取ったものです。
温泉街の写真が少なくてすみません申し訳ございませんどうかお許しください。どうかどうか。私めに靴下を。
第3位 北海道 美唄町『アルテピッツァ美唄』
北海道の美唄町出身の彫刻家である安田侃さんの作品を展示している場所です。廃校を利用しており、美術館で展示されているというよりは作品が自然の中で生きるようにそこにあります。
生粋の体育会系である私は、芸術を見ることに全く興味がありませんでした。
芸術大陸ヨーロッパに行ったときだってダビデ像やらヴィーナスの誕生やら有名な彫刻や絵画を見ましたが全然心に響かず、入場料だけ払って出るのももったいなかったので、私の分身であるオナラを残し美術館を去ったことを覚えています。
そんな話はどうでもいいとして、旭川のゲストハウス「レトロハウス銀座旭川」に入り浸っていた頃にアルテピッツァ良かったよとオーナーが言っていたのを思い出し、夕方にもかかわらず方向を変えて向かいました。
廃校の周りの自然に散りばめられた彫刻たち。
上手く説明できないですし、本当の良さもわかっていないのでしょうが、なんか良いなあと初めて思いました。
なんというかパワーがあります。
自然の中での違和感がドキッとするところが大きいかもしれません。
全てはここから美術を見ることにハマってしまい、自転車旅の途中でも少しずつ現代アートを求めて美術館をめぐっています。
他の美術館のレビューも後日書きたいと思います。
第2位 岩手県 花巻『宮沢賢治童話村』
宮沢賢治の世界観を表した展示施設。元々行く予定ではなく、ふらっと寄る程度だったのでハードルが下がっていたのもありますが、すごく良かったです。
それにしてもなんでしょう、このゲームの世界の中にいる感じは。
森の中にRPGのセーブポイントと言わんばかりのクリスタルがゴロッ、ゴロッと森の中に突如出現し、奥へ進むと白紙の本が。
そして池の向こうには大きなクロス
念のためセーブをしておいたので、ゲームオーバーになったときはここから再度自転車をこぐことになるでしょう。
日にちによってはライトアップをし、さらに幻想的になるんだとか。
こんなん行きたいに決まっています。
宮沢賢治童話村ライトアップ | イベントカレンダー | 一般社団法人花巻観光協会公式サイト 五感で楽しむイーハトーブ花巻
さらに展示室の中には宮沢賢治の世界感を表した部屋が。
まさに童話の世界に入ったかのようです。
そして外に戻ると改めて新緑と爽やかな風。
これは天気も含めて最高でした。
気持ち良すぎてここで1泊しようと近くにテント貼っていいか聞いてみましたがキッパリ難しいとのことでした。
童話向きの顔じゃなかったことを心より後悔したところです、注文の多い天然パーマですみませんでした。
第1位 各県『名もなき道』
なんだよこのオチかよとお思いかとは思いますが、やはりどんな観光地よりも青と緑の中を走れる場所が一番気持ちがいいです。暑くても寒くても気持ちがいいです。
森の中を、海沿いを、街が見えたとき。
自然の微かな音の中をスーッと進んでいく感覚は時間を忘れさせてくれますし、高揚感が欲しいときには好きな音楽を聴きながらでも歌いながらでも。
当たり前ですが近くの景色は早く、遠くの景色はゆっくりと流れていき、自分が進んでいるはずなんですが、周りが動いているかのような時もあります。
目がチカチカするほどの太陽と緑、おそらくこれは今後も不動の一位だと思います。
以上です。
ランク外になってしまいましたが、青森県の薬研や恐山だって、宮城県の唐桑半島だって、山形県の尾花沢だって、福島県の喜多方だってお気に入りの場所です。それぞれに良い記憶があります。
場所ではなく番外編になりますが、道中最もチャリと相性の良かった食べ物第1位は岩手県の"福田パン"です。
福田パンは特製コッペパンに何十種類もある餡やクリームを2種類挟み、組み合わせを楽しむ岩手のソウルフードです。
私個人、コッペパンは給食のイメージが強く、パサついているイメージがありましたが、ここのはずっしりでもちもち。サイズも普通のコッペパンより一回りも大きく食べ応えアリです。
そしてその特性パンに迷うほどの種類の餡が。組み合わせは何千通りもあるんだとか。
福田パンオススメの堂々の第1位は"あん×バター"。言わずもがなですが、甘いあんこと塩分の効いたバターの相性は最高。アンパンマンとバタ子さんの良い関係性が伺えます。ジャムとバターもありだけど職場恋愛は禁止です。
惣菜パンもでき、"キーマカレー×たまご"や"とんかつ×ごぼうサラダ"など昼飯に良さそうな組み合わせもあり、サラリーマンや学生さんも買い込んでいました。
店舗の他にスーパーなどでも人気の組み合わせをすでに挟んでいるものが売っており、見つけてはがっついていました。
チャリ乗りには最高のエネルギーと糖分です。
はー食いたい。常に持っていたい。常に噛んでいたい。
こう見ると天気のいい日にコッペパンだけ持って田舎道走ってればいいことになりますが、本当にそれが気持ちよかったりします。貧乏だから言うわけではないですがお金ではない気がします。
チャリンコ旅も色々な人がやっていてスタイルや資金も様々ですが、私は今後も貧乏で美味しいものを、そして自然にふれあいながらルートやルールを作らずにダラっと行こうと思います。
ですので観光地レポートなどは少ないかも知れません、観光地レポートであれば他の方のブログや旅サラダの方がオススメです。
東京に滞在し、やることがある生活になると、自分が旅の途中であることを忘れてしまいます。他のチャリダーのブログを読んだりしているといいなぁと思って出発したくなります。今月末再度出発するわけですが、出発前の武者震いを再度経験できるのは良いですね。モチベーションは常に「いまに見てろ、おれだって」です。
次回「梅雨vs天然パーマ」
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