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ダムダムダ (長野県松本市→白馬村)

属性で言えば"土"な志水です。


松本市で自転車の準備を終え、現在何日かかけてたらたらと白馬村へ来ています。


松本ではチャリ旅再出発に向けてゲストハウスをとって準備することに。
"tabi-shiro"や"カンデラハウス"が満室だったこともあり、山小屋出発前にもお世話になった"バックパッカーズ松本の宿"に再びお世話になりました。
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この自由に使える実家感、落ち着きます。


せっかく週末で"tabi-shiro"のバーがやっているということなので出発前に宿で仲良くなったペコさんと勝手な下山祝いをすることに。
"tabi-shiro"はオーナーの小澤さん夫妻が気さくでオシャレ空間なのに居ごこちがいいです。

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本日のまかない(バターチキンカレー)とビールを。麦は茶でも酒でも美味いですね。
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泊まっているゲストとカタヌキをしたり。麦はカタヌキ菓子にしても美味いですね。
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山の上も良かったけど下界も良いです。
ペコさんケーキまでありがとうございました。今度は北海道で会いましょう。

 

 


チャリ旅準備では、これまで使わなかったものを捨てたり、実家に送ったり、ジッと見たり、寝っ転がったり、むさぼったりして荷物を減らし、壊れていたサイドバッグも思い切って新調して、再出発いたしました。
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あたりを見渡すと稲穂が垂れ、すっかり初秋になっていました。出発時は田植えさえ始まっていなかったのに不思議な気分です。
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サドルにまたがり、ゆっくり進む景色を見ていると、ああ戻ってきたなあと感じます。


その時に今までの非日常であったチャリ旅が日常になっていることに驚き、オッと声がでてしまいました。
果たして私は今後"働く"という道に戻れるのでしょうか。心配で心配で今日もぐっすり眠れそうです。

 


久しぶりにエンジンをかけた太もも筋肉を暖機運転して慣らすため、その日は松本の近くにある安曇野の"地球宿"に泊まりに。
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ここには大学の後輩が働いていると嗅ぎつけてやってきた次第です。


志水「大学ん時に同じ専攻だった私だよ」
後輩「だれ」
志水「ほーれ私だよ!」
後輩「だれ」


悔しさと切なさと心強さでいっぱいになり涙をこらえながら話しました。


後輩のハル君とはお互い知らなかったとはいえ共通の知り合いを通じて話が盛り上がったり、今後何をするかを真面目ぶって話せてよかったです。


そして半農生活(もはやほぼ全農)をしているオーナーのボウさんは市議員だと。
私は議員さんという方々が偉そうにするのであまり好きではないというか絡みたくないというかスマブラでボコボコにしたいというか。
しかしボウさんは"先生"なんて呼ばせないと言ったり議員という枠がダメにすると言ったり。
こんな議員さんなら良いなあと思った次第です。


宿も安心できるおばあちゃん家という感じでゆったりできますし、何よりここで作った米や野菜を食べられるので美味しい上元気がモリッモリ出ます。
近くの中学生も学校帰り勉強に寄って行くほど入りやすいです。
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1泊とはいえ色んな話ができました。
ボウさんお世話になりました。ハルくんはまた旭川で!

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次の日はこれまた行ってみたかった大町の"ゲストハウス カナメ"に。

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長野には個性的で泊まってみたいゲストハウスが多いため、ない金はたいて泊まり続けました。


着いて目に入ったのがこの黒板。
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泣きました、それはそれは大声で。


成人男性の泣き声を聞いてただ事ではないと思ったのか、宿を切り盛りしているでらちゃん(通称なつみでらっくす)とヘルパーのトヤちゃんが出てきてくれました。


この宿はゲストハウスには珍しく宿泊費に食材費が含まれており、みんなで料理を作って食べるというスタイル。スタイルというか日課。


さっそく料理を作ると、2人のあまりの手際の良さに驚き、腰を抜かしてしまいました。

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そして野菜を切っている最中、2人が年下だと知り、膝から崩れ落ちました。


みんなで作ったご飯は出してもらうご飯より5倍も0.2割も美味しいです。
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その後はみんなで温泉に行って、帰ってくると星がキレイだからと草っ原にレジャーシートをひいて長座布団に寝転がります。
外の風は少し冷えましたが、天の川まではっきり見えました。


みんなで美味しい飯を作って食べて、いい風呂に入り、星を見て何気ない話で笑って、心地いい布団で寝る。


こんな最高の宿泊を否定する猛者はいるでしょうか。いや、いない。(隠喩)


ゆったりいい宿泊でした、疲れが取れました。2人ともありがとう、また帰りたくなる宿でした。
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次の日は日本一デカいで有名な黒部ダムに。
自転車マップでダムまでは平坦だとなってたしゆったりまったり水勢でも鑑賞しようと思って出発。

 


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平坦な道は何処へ。


鬼の形相で登りきりました。足はパンパンパン。小学校からチャリ筋を家前の坂で鍛えといてよかったです。


登りきった先にある扇沢駅からは電力で動くトロリーバスに乗ってダムまでのトンネルを進みます。

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なんともこの辺りは国立公園だから環境に配慮して電気なんだとか。


ダムへ到着するとカイデーのムーダーがそこに。

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規模が大きすぎてあんまり凄さがわからなかったですが、説明を見てみると


堤高: 日本の全ダム中1位
堤頂長: 日本のアーチ式ダム中1位
堤体積: 日本のアーチ式ダム中1位
総貯水容量: 日本のアーチ式ダム中4位

 

DHCの化粧品でしょうか。1位を総ナメです。

 

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あまりにデカく高いので水は霧状にして放出しています。

直接水を放ると川底が削られて削られてブラジルへこんにちはしてしまうかもしれないかららしいです。

 


しかし、ダムの大きさよりも目がいってしまったのは室堂立山の山々と黒部湖の青さでした。もはや山が恋しいです。

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そしてダムから帰り、本日は久しぶりのテント泊。

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宿に泊まるのもいいけどテント泊もやはり非常にいいです。

 


ゲストハウスに泊まると一緒に泊まった人だけではなく、そこのスタッフさんとの何気ない話も楽しかったりします。
逆に言うとどんだけいい空間を作ってもスタッフさんがよくないとそれはもったいない空間になってしまうと思っています。


私も魅力的な人間になれるように天然パーマを強化し、下の毛は縮毛矯正をして毛逆人間になりたいと思います。


後味汚くて申し訳ありません。悪気しかありませんでした。

 


そんなことよりも、今後の進路は長野市、信州を通り新潟へ抜けたいと思います。


さーて、それでは明日もこぎこぎします。
エイ、エイ、エイ!


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