味ぽんの用途は餃子のみ、志水です。
岡山に戻り、チャリの無事に安堵し、相棒を抱きしめる間も無く旅を再開しました。
次の目的地はログポーズが刺す方に従えばアラバスタですが、
私は海賊王に興味がなく、そもそも山賊寄りですので、芸術で世界的に有名な"直島"に上陸することにしました。
島ではドリーとブロリーが待っているかと思いきや、今年は3年に1度の瀬戸内国際芸術祭の年。
規模で言えば、長渕のライブぐらい盛り上がっています。
直島だけではなく、瀬戸内に浮かぶ島々がそれぞれアートの島となっています。
島のあちこちで作品が展示され、屋外に展示されているものや、建物をリノベーションしたもの、映像作品、生活そのものが作品など、多種多様なものがありました。
今回私が行ったのは、直島の他に、豊島、犬島、小豆島、女木島、男木島です。
直島
島々の中でも特段アートの島として有名なだけあり、人がすごい。
地中美術館は入館料が高くて作品数も少ないですが、圧巻。
建築の威力を思い知らされました。
モネの絵の空間に誰もいない時間に入った時の衝撃たるや。
李禹煥美術館には素人の私にはツッコミ待ちの作品だらけでした。
ベネッセハウスはおしゃれ、ここも建築がすごい。
ここはバカ高ですが、この空間に泊まることができます。
宝くじがあたったらここでただの宅飲みをしたいです。
他にも面白い作品がたくさん。
個人的には地中美術館のタレルの作品が好きです。
ぜひ見て欲しいです。えっ!ってなります。
豊島
アートと食の島、レストランも力が入っています。
直島よりも自然と調和した作品の立地がとても良いです。豊島美術館なんて最高です。
1つの作品しかない美術館ですが、コンクリートで出来た膜の中には風がより風らしく、水がより水らしくある姿を見ることができました。
他にも面白い作品がたくさん。
個人的には海沿いにある"心臓音のアーカイブ"が好き。
犬島
直島、豊島と比べると小さな島。
昔の精錬所跡地を美術館としています。
これが美術館の敷地内です。
入ってすぐの作品には声が出てしまいました。考えた人なんまらすげえです。
他にも面白い作品がたくさん。
犬島ではタイミング良く伊勢大神楽の人たちが獅子舞出張に来ていました。
最後はみんな頭を噛んでもらってる中、島のおじいちゃんが、おれはいいよと遠慮していたところ、地元のおばちゃんたちが「いいから、良くなるから!」と押し当て、じいちゃん含めみんなで笑いながらの光景がありました。
人口50人弱の島。あたたかい空気がそこにはありました。
小豆島
他の島に比べると明らかに大きな島です。スーパーや居酒屋だってたくさんあります。
有名な"オリーブの夢"は立地も含めてカッコいいです。
他にも面白い作品がたくさん。
個人的には"目"という住宅を使った作品が面白かった。迷路のようにここに繋がってんのかと。
ある場所でたくさん果実がなっているのを見ていると、そこのおじちゃんが「冬柿だ、たくさんもいで食ってみい」とニコニコでくれました。
おじちゃんありがとう。なんだかあったかい気持ちでその後も歩けました。
このやり取りだけで本当に良い日になります。
山がポコポコ突き出していて丘も海もキレイ。
島の人の生活がちゃんとあり、人もまっすぐなこの島が1番好きだったかも知れません。
女木島
桃太郎の鬼ヶ島のモデルとなったと言われている島。
島のいたるところに鬼を用いたアートがあります。
他にも面白い作品がたくさん。
個人的には"女木島名画座"がすごかった。あの空間を一からつくるとは、タイムスリップした気になります。
男木島
女木島と対になっている島、ここは野良猫がうじゃうじゃいる猫島としてにゃーにゃーしています。
"歩く方舟"は見たことある人もいるんではないでしょうか。デカイです。
他にも面白い作品がたくさん。
どの島でも地図を広げながら島の中を巡ります。
趣のある小道がたくさんで迷ってしまいます、迷っている時間すら楽しいです。
作品を見る合間に休む時間だって最高です。
そして坂を登れば綺麗な海が見え、山側にはミカン畑とオリーブ畑。
風がサラサラと抜けていきます。
人もみんなあたたかくて。
この島々自体がアートなのではないでしょうか。
ベタに臭いこと言ってしまったことを後悔しています。
天気がいいのも相まって本当に良い時間でした。
また来たい。というより、また来ます。
別荘を建てるならここらの島にします。
島最高。
後ろ髪引かれながらも、明日からは四国本島をちょろちょろします。
次回「出汁」
下のバナーをクリックすると、私のブログランキングなるものが変動し、元々アートであるような顔がよりアーティスティックになることができます。よろしくお願いします。