シャーペンの芯かと思ったら自分の鼻毛だった志水です。
空気の悪さに鼻毛がどんどん成長しています。
鼻毛真剣を使えるようになるのも時間の問題です。覚悟しておけドンパッチ。
そんなこんなでインドから陸路でネパールへ入りました。
国境超えはあっさりでした。
治安が悪いという噂も数年前から改善されたようです。
国境を越えると酒屋があったり牛が減ったりと国をまたいだという感覚が少しします。
そこまでは良かったのですが、そこから"ポカラ"というチャーミングな名前の街へ行く道がドイヒーでした。
バスのタイヤが六角形じゃないかと疑う程の道。
ゲロが喉の手前まで来ていました。つまり少々出ていました。
吐瀉物越えの街。
なんということでしょう。
街並みはキレイだし、
インドと違って「こいつをなんとかしてやろう」というギラギラした目つきをしている人はいないし、
クラクション音が少なくて静かでゆったりしてるし、
腹を壊す気がしないし、
牛の糞は落ちてないし、
バスは定刻で出発するし、
ネパール人は謙虚さがにじみ出てるし、
微笑みの爆弾があるし、
ここは天国でしょうか。
ただ、インドの少しでも外に出れば疲れるような戦いがなくて少しだけ寂しい気がします。
ローカルで100円あれば腹一杯になれる汚い屋台がなくなって少し退屈です。もっと声をかけて欲しいです。
ないものねだりです。
あとは流石天下のトレッキング大国。
旅行者は皆でかいザックを持ってウロウロしていますし、街にはあり過ぎぐらいトレッキング用品店があります。
偽物がほとんどですが、どれも格安で山グッズ大好き人間としては最高です。
ノースフェイス(偽)のフリースが800円ぐらいでした。
日本でも胸張って着ます。
準備も整ったところで、バラナシから一緒に行動している秀才変態ボーイのリョータ君と小手調べに景色がいいという近くの丘に登ってきました。
3時間ほど登ると、久々の山登りでテンションが上がっていることに拍車をかけるような景色がそこに。
リョータ君の存在を忘れ、山が見えると「おおおおぉいいい!!」と2:50の如く叫んでしまいました。
年下に呆れられるのは嫌いじゃないです。
写真では伝わらない8000m峰の迫力。
巨人に遠くから見られているような感じ。
尖ってるのが名峰アンナプルナかと思ってましたが違いました。
恥ずかしいです、穴があったらシカトしたいです。無知は罪です。
山がキレイに見えるだけで幸せな私にとって、ネパールはやはり最高。
なぜ20年前来た時はホテルで釣りバカ日誌ばかり読んでいたのでしょう。昔の自分に滅びのバーストストリームを放ってやりたいです。
そんな幸せが続くように、明日からは首都カトマンズに入ってエベレストを近くで見れるところまで長いトレッキングして来ます。
楽しみで楽しみで夜しか寝れなさそうです。
そして、ここポカラでリョータ君とお別れです。
国境で途中ボンビーがオレらに着いたけど結果楽しかったよね。そしてデバイスには負けないぞ。桃鉄の勝負は次回までお預けで。年上彼女大事にしろよ。あと絶対北海道に遊びに来ること。
それにしてもそろそろ豚汁が飲みたいです。ちょっと一味入れておにぎりと一緒に。欲を言えばたくわん付き。
次回「エブリデイ米豆芋」