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地方の宿屋がコロナの中で今やっていること(4/5現在)

こんばんは。ブルボンのお菓子で釣れる志水です。
 
 
いつもは何気ない日常を切り取って雨上がりの空に紙ヒコーキくもり空わってるこのブログですが、今回はマジメに。
 
 
新型コロナウイルス感染症で全世界の医療、経済、生活に大きな影響が出て世の中大きく揺れています。
人の命が第一なことは言わずもがなですが、個人事業主のはしくれとしては同時に経済もなんとかしていかなければいけない状況。
 
 
コロナそのものや国の政策、あらゆる情報が錯綜し、自身で選択をしなければいけない今、誰が何をやっているのか情報をシェアすることが自分のできることのひとつだと思いこのブログを書いています。
 
 
 

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私は北海道の"層雲峡"という温泉街で『層雲峡ホステル』という山小屋のようなゲストハウス(安宿)を経営しています。
 
山小屋というのも、山登りの人がたくさん来てくれるということに加えて、6月~10月という期間限定の営業期間をとっているから。
ということで、現在はまだ今シーズンの営業が始まっておらず、今後必ずコロナの影響がでることになるにせよ、まだ直接的な影響は出ていません。
 

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現在宿を運営されている方々は日々変わる情勢の中で葛藤し、宿と自分の生活を守ることに尽力されてることと思います。その方々をはじめ、飲食店、エンタメ等の関係者の方々にもまず敬意を表します。
 
ともあれ私にとってもここが勝負所。嘆きたい、助けてほしいという前に、まずは自分ができることを全てやってから枕を濡らそうと思いました。
 
 
 
私がこのコロナの最中やっていること考えてることを以下の通り並べました。
どなたかのなんらかの参考になれば幸いです。
 
 
※4月5日現在の段階で書いていますので今後情報は変わってくるものがあります、ご了承ください。
 
 
 
① 覚悟を決めた
これが一番大きいです。今シーズンはビジネス的に言うと赤字!と割り切りました。(特にうちの宿は半数以上の宿泊者が海外勢であることが大きい)
 
でも、もちろん黒字にしたい。いっそ赤字から黒字にどんだけ伸ばせるかのチャレンジゲームです。
売り上げが下がっていく...と沈むのではなく、この中でどれだけできるかという気持ちを上向きに持っていくことで雑草魂が燃え尽きることはなさそうです。
 
 
金銭的な部分では、運営資金は地元しんきんに追加融資を受けました。
 
金融公庫の貸付は窓口が混むことにより手続きに時間がかかるのではないかということと、さらに私は地元しんきんで既に借りている部分があったので、利息はかかりますが、地域とのつながりに今後の期待も込めて拡張するような形で融資をしていただきました。
 
ダメならそのとき。やってやります。
 
 
 
② スタッフの雇用
年明けにスタッフを募集し、ありがたいことに応募がたくさん。そこから層雲峡ホステルに合う方を採用させていただきました。(応募していただいた方、情報を拡散していただいた方、本当にありがとうございました)
 
採用時にはこんな世の中になるなんて思ってもいませんでした。
しかし、コロナがあったから採用見送りということはしません。なんたって覚悟が決まってるのですから。ダンコ
 
また、雇用に当たってカギとなるのが雇用調整助成金 |厚生労働省経済上の理由により、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、雇用の維持を図るための休業手当に要した費用を助成する制度)
 
厚労省のHPを見ると、中小企業では助成金が5分の4保証となっています。
なので、月給20万円の人が1ヵ月コロナの影響で仕事を休まざるを得なくなった場合、16万円分が支給されるもんだと思っていましたが、以下の記事をみるとなんだか違うみたいです。(もはやこれが正しいのかもわからん)

ヤラれました。雇用調整助成金。支払いまで2ヶ月以上の見込み、助成率が90%適用でも助成してくれる額は額面の50%くらい。ジャロに訴えたい… | 飲食店繁盛会〜飲食店売上アップ・経営コンサルティング・メニューブックデザイン

※ちゃんと5分の4出るという声もあり、全然わかってません。

 
実際に厚労省の問い合わせ窓口に電話したところ、細かな計算式、応募様式についてはインターネットに載っていること以外全てまだ決まっていないということ。
 
申請の手間やスピード感を考えると、少しでもお金が出れば助かるぐらいに考えて、それを頼りにできるものとは思わないほうがいいのかもというところです。
詳しくはまた情報がアップされるのを待つのみです。
 
 
少し話がそれますが、問い合わせ窓口の電話口の方が本当に辛そうな口調だったことが印象的でした。1日中色んな人に色んなことを言われてるんでしょう。そのような方も同じ人間、家族友人だったらと考えるべきで、配慮を忘れてはならないと思いました。 
 
 
 
③ 今年の方針とやりたいことを決めた
営業が不振と予想されるならばと考え方を変えました。
 
売る年から整える年に、やってみる年に。
 
バネをためてコロナが落ち着いたときにビヨンと伸びれるように宿の設備やサービスを少しでも前に進めていきます。
 
具体的には、山の宿として"登山初心者向けの山岳ガイドサービス"をはじめてみようかなと。どれだけできるかはわかりませんが、しっかり勉強をしてやってみようと思います。
 
宿の設備としては水回りの改装、そして宿のリビングをちょっとした本屋さんみたいにする予定です。BOOK&BEDの需要があるように宿泊と読書の相性は良いし、本が並んでいると暇しないし、なによりなんだかウキウキします。
 
 
山岳ガイドサービスをはじめるにあたっては現在補助金を申請中です。
補助金がつけば、登山用品を買い、登山初心者の人が手ぶらで来れるようにこちらで雨具や靴をレンタルできるようにしたいなと思っています。
 
これは販路拡大という名のもとに、設備や広報など用途が広いもので、このコロナの時期に再起を図るにはオススメだと思います。
補助率は3分の2で上限額は50万円まで。(75万円かけて自社ホームページを改修する場合、50万円が補助されるので実質25万円でできるというもの。HPの他にパンフレットをつくるなど他のメニューとの組み合わせもできます)
 
窓口は各商工会議所や商工会なのでまずは相談に行くとよい気がします。
しっかり書類を書かないと採択にならないらしいですが、そこは商工会の方がサポートしてくれるはず!
ちなみに今年は4回申請期間があり、次の申請締め切りは6月5日です。 
 
 
 
④ 固定費の見直し
当たり前に払っていた経費の見直しに良い機会ということで固定費の見直しをしました。
 
具体的には、電気の自由化に伴い、電力会社を変えました。
また、ポケットWifiスマートフォンを組み合わせることでデータ量を確保し、携帯電話の契約プランをひとつ小さくしました。
 
少しでも支出を少なくして、現代に合ったやり方をとること。これからも大事なことなのかなと。
 
 
 
⑤ その他の補助金助成金探し(お金欲しい)
■ 政府が出した1世帯あたり現金30万円配布
これが発表された時はおおっ!と思いましたが、現時点の情報ではなかなかもらえる人の条件は厳しそう。
 
住民税を払わなくていい人(生活保護の人か収入が極端に少ない人)か、現時点で収入が5割減している人だとか。
 
これはどこまで対象?収入の判断は?考えた先は沼だったのでやめました。もう少し厳密に指針が出てから申請などの判断をしようと思います。(個人事業主へ最大100万というものも検討されてるらしいのでそっちに期待)
 
 
■ 各自治体の活動で使えるものがないか聞いてみる。
事業を営んでいる自治体へなんか使えるものがないか聞いてみると意外とあったりします。
(ちなみに私の町では地域のものを使った商品の開発費に2万円ほど出るかもということで、地元食材を使って宿オリジナルの山で食べるお菓子の開発などをやってみようかなと考えています)
 
この状況に対して、地域創生や観光関係の部署が策を練ってくれてたりするところもあるので、いきなり門をたたいてみるのはアリだと思います。
("J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]"というアプリも補助金検索にオススメ)
 
 
 
⑥ 仕事そのものを考え、別のことも勉強し始めた
コロナのような経済への大打撃が今後ないとは言い切れません。どんな世の中になっていくのかはわかりませんが、これからは宿業だけでは厳しくなってくることも考えられます。
なので、別の事業を持ってどんな状況になろうと精神的安定は保てるようになろうと。
 
宿泊業にかかる民泊のコンサルなども考えましたが、いまは不動産を勉強し始めました。宅建です。ここに書けば背水の陣、机に向かわざるを得ません。頑張ろ。
 
あとは5月には毎年やっている田植えのバイトをやって宿がオープンするまで食いつなごうと。
こんな時でも季節は進みます、一次産業は強いということを改めて痛感しました。
 
 
 
⑦ その他
海外にいる友達に連絡してみています。「そっちはどう?元気?」とこの機会に連絡をとっています。心配はもちろん、ニュースで見る状況だけではないものが見えてきたりします。
宿をやっていて、ゲストが友人になると、世界が近くなってこういう時に心強いです。
 
 
それと、夜ランニングをはじめました。
運動で頭をすっきりさせる他に、足で街がどう動いているかを見れちゃいます。
 
飲み屋が閉まっているところ、こんな中でも混んでいるところ。大型ホテルの客室に灯った電気の数、病院の電気の数。意外といろんなことがわかります。
(雨の日は中止なので部活が休みになった勢いで雨の日も幸せになれるおまけ付きです)
 
 

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と、こんなところです。(精神論が多い)

 

 

 

 
それぞれの業種でそれぞれの葛藤と工夫がなされていて、対応している人たちも大変で。全員に敬意をもって前進したいです。否定よりも提案、提案よりも行動を。
 
 
 
その他、補助金等の情報について、これが使えるよ!とかその情報違うよ!とかあれば教えていただけると嬉しすぎて踊り明かします。
 
 
また、質問があればコメント欄かメールかSNSにお願いします。
もしくはルマンドを道に落としといてください、翌朝私が群がっていますので。
 
 
 
みなさん本当におつかれさま!好きな音楽でも聴いて一緒に頑張りましょう!
We are all in this together!!!!
 
 
 
(※スタッフの絵を描いてくれたNamiさん、その元になった最高写真を撮ってくれた原ちゃん、ありがとうございます!)