占いは信じないけど、信じやすい志水です。
運命なんて自分で切り開くんじゃああ!と強がっていますが、神社に行っては行ってはおみくじを引いています。
だいたい同じようなことが書いてあります。
探し物は見つかるといつも書いてます。約1年おみくじを引き続けていますが、いったいいつ見つかるのでしょう。
そもそも探し物とは何でしょう。昔無くした感情でしょうか。それとも自分自身でしょうか。
何にせよ早く見つかってほしいです。
さて、長い間旅行をしていると、特に何もしない日があります。
厳密に言えば何もしたくない日です。
毎日観光や移動ばかりでは疲れてしまいます。
贅沢ですが、旅が日常になってしまうとなんだか新鮮味がなくなってくるのです。
そんな日は、その場所に停滞し、知らない道をだらだら歩いて迷子になったり、
本を読んだり、映画を見たりします。
「何で旅先でそんなことしてんの!家でもできる!もったいない!」
と思う人がいるかも知れませんが、意外とコレがいいもんなのです。
旅先だからこそ普段読まないジャンルの本も読みたくなったり、映画を見てもなぜか頭に残ったりします。
旅先の方が感受性が高い気がするのです。
そもそもそれは、
"いつもとは違う場所で◯◯をする"
ということが面白いのだと思います。
そうである限りなんだって新鮮になります。
いつもと違う帰り道だって
図書館での勉強だって、
病院でしょうがなく読むオレンジページのコラムだって、
他のチームでの練習だって、
普段いかない人との出張だって、
突然のラブストーリーだって、
左利きの彼氏だって、 、
訪れた街の観光地ばかりじゃなくて生活のある商店やスーパーなども覗くと面白いです。
子供達が初めて自分で買う炭酸ジュースにうきうきしていたり、高校生が目的もなくたむろしていたり、おばちゃん達が井戸端会議をしていたり。
そんなその街のいつもの光景の中にいつもはいない私がいるというのが面白いです。
昔はたくさんの人でごった返していたであろう古ぼけた商店街だって、ゆっくり歩いてみると、
色んな人が人生をかけた店々があったんだなあとよくわからんくせに感慨深くなってしまいます。
知らない街は面白いです。
休日やることがない。雨で◯◯が中止になっちゃった。
そんな日は行ったことのない隣町にいつもは読まない本でも持って出かけてみたらいかがでしょうか。
ライターっぽく締めくくってみました。
次回「帰郷ヒロミ」