サドルでお尻が4つに割れそうになったので、台湾まで休憩に行っていた志水です。
なぜチャリンコ旅行中に海外なんて行くのかと、よくわからないよと。
そのとおりです、ぶれっぶれのナックルボールです。
拳のような顔をしているだけあるんだと思います。
関空から台湾にトゥチャクし、空港から出るとむあっとした空気に包まれました。
沖縄と同緯度ぐらいということもあって、10月でも全然暑い。
そして湿度、あっという間に私の髪はテレビの裏のコードぐらい絡まっていました。
台湾に来た目的はケツ休めの他に2つ。
その1
世界をうろちょろしてる友達が台湾に来るということで会うため。
彼の名はKEN (日本人)
彼の本名は親しい人でもわかってない人もいます。しかしそれで十分なだけのコミュ力。
KENとは地元旭川の宿レトロハウスで会った仲で、彼はヘルパーとして働き、私はヘルパーをヘルプする係として働いていました。
要は飯作り、通称通い妻です。
3,4ヶ月ぐらいの付き合いだったけど、チーム日本人っぽくない顔として仲良くなっていきました。
KENは英語ペラペラだけど勉強し始めたのはここ数年。日本語でも英語でも口数が多いのは変わらず。
彼の海外への関わり方のおかげで、私も英語を勉強しようと強く思うようになりましたし、海外が近く感じるようになりました。
台湾でも友達を何人も紹介してくれましたし、その女子大生達の家にも泊まらせてもらってしまいました。
こんなに世界中の人と近い仲になれる人はあまりいません。
彼についてはクレイジー話がありすぎて長くなってしまいますので、以下同文にて省略します。
まぁあんま褒めすぎるとよくないか。そうです、クソ野郎には変わりありません。
案内してくれてありがとう!楽しかったわ!NZ行っても雑草魂忘れないでくれ、東京オリンピックまでにはまた会おう。
その2
高校の同級生達とベタベタの観光旅行をするため。
高校の時からだらっと仲のいいやつら。
4年前にグアムに行った時以来、この計画を進めていました。(ちゃんと計画し始めたのは1ヶ月前)
男だらけですが、足つぼやったり、美味い飯食ったり、九份行ったりと、ベタベタな女子旅そのものでした。
しかし女子旅との1番の相違点は全員楽しみにしていることがトランプだということ。
他の人から見たら海外でトランプなんて謎すぎますが、結局は全員がだらだら話せれば、どこだって何してたっていいのです。
大富豪をしているだけで、腹抱えて笑えるのですから。
海外でもう少し声を小さくと注意されたのは初めてです。集まれば高校生に戻ってしまう、本当に情けないです。
次回はもっと騒ぐ大人の旅をしよう。
また4年後になるかはわからんけど、よろしく。
台湾は日本に近しい雰囲気でしたが、やはり少し違った風景は面白いものがたくさんありました。
台北の街並み
北投の緑の中の温泉街
淡水の夕焼け
平渓線の線路沿い
十份の滝
台北MOCA
土砂降りの九份
街に無数にある市場と屋台
そして何より飯が美味い。
私も何ヶ国か行ったことがありますが、その中でも台湾の飯は美味く、何を食ってもハズレがないです。
小籠包
これか!と声が出た。その辺の店で食べても美味しいのですが、レストランで食べると上品でとんでもなく美味い。可愛い女子でも30個は食えそう。 8〜10個入りで300〜800円
これが1番うまかったかも知れない。肉まんをカリッカリに焼いた感じの肉汁爆弾。よくこんなに肉入れれたなと思うぐらいボリューミー。180円
米入り手羽先
身体に悪い色ですがカリッとモチっと。この悪魔色、なんだかストレス溜まってるときに食うともっと美味そうです。200円
名前の通り、臭い。台湾の街のどこを歩いていても、「ん、どこかにあいつがいるぞ」と気づくほどの臭いを放っています。しかし、揚げたり焼いたりしてそれぞれの味付けで食べると臭いはそこまで気にならず美味。
炒飯
チャーハンはどこの国行ってもあるし、どこの国行っても絶対美味い。でも他国よりやはり美味い。100〜300円
肉入り麺
あっさり出汁に羊の肉とパクチー入りでくせになります。そこの奥様、育ち盛りのお子さんの夜食にいかがでしょう。180円
牛炒め丼 副菜スープ付き
安定に美味い。なんと飯に合う味付けなんだろうか、モテたい女子はこの味で意中の男性の3つの袋を掴むといいでしょう。500円
中華まん
肉入りや、野菜春雨入り、チャーシュー入りなど色々。店もそこらへんにたくさんある。70〜120円
大きめの生地の塊をそれ用の包丁で麺状に削ってお湯へチャポチャポ入れる。麺に歯応えがあるし、何より具沢山。270円
マンゴーと芋のソフトクリーム
こんなにもりもりで70円。甘いもんだから暑いところじゃ光の速度で溶けていきます。
火鍋
辛いのと白湯の薬膳スープ。肉魚野菜きのこ、色んな具材をブッ込んでみんなで囲む鍋は最高。1000円〜
見ての通り、オイリーなものが多く、ビールが進み進み、毎日飲んでしまいました。
しかし、翌朝に肉と酒のミルフィーユと化した内臓からは大変な香りが放たれます。
目には目を、匂いには匂いを。
そんな胃には紹興酒と臭豆腐を入れると良いでしょう。
そして口呼吸をすればあら不思議、どんな混雑した道でもモーゼのようにあなたから群衆が離れていき、快適な旅行となるに違いありません。
影でお腐れ神と呼ばれるかもしれませんが、気にしないことです。
あなたはお腐れ神ではなく、ニギハヤミ・コハクヌシなはずです。
そして、台湾は噂通り親日家の人が多く、本当に親切にしてくれました。
言葉が伝わらなく手こずっていると、近くの人が「どうしたの?」と通訳をしてくれたり、
雨で雨宿りしていると近くの屋台のおばちゃんが「持ってきな!」と傘をくれたり、
通りすがりの人が「良い思いをしてほしい」とタピオカジュースを奢ってくれたり。
その他にもたくさん。
親切に日本語表記もしてくれてます。
飯と人が良いところにはまた行きたくなります。
1週間は少し長かったけど楽しみ倒しました。
日本を旅するのもとても楽しいですが、言葉も文化も違う何も勝手がわからないところに行って、わからないなりにだんだんと自分が順応して行く感じがとても好きです。
やっぱりいくつになっても、色んなところに行って、色んなもの食って、色んな人と話したいです。
そして非日常だったはずのチャリンコ旅が日常になってしまっていた今、
改めて海外の非日常を味わえたことで、
また新鮮な気持ちでペダルをこぐことができると思います。
現に今はチャリに乗ってだら〜っと、ふら〜っと、ぼりぼり〜っと鼻ほじりたい気持ちでいっぱいいっぱいです。
岡山からは、とうとうダイナマイト四国に突入します。
次回「ごめんやっぱチャリ辛い」
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