とりあえずゴール、さあ帰ろう(チャリンコ日本縦断 完)
ディフェンスに定評のある志水です。
バスケにおいてディフェンスは重要、私は地区で一番上手いではなく、地区で一番低いという名誉ある言葉をいただいたこともあります。
そもそも定評だけで実績はありません。
そんな不安要素の塊である私も
北海道の家を出てから約7ヶ月、ようやくチャリンコ旅のゴールである沖縄に着きました。
「やってやったぞー!」とか「晴れ晴れしい気分!」とか「見ろやこの筋肉ー!」とか思うもんだと思っていたんですが、
なんだか達成感がなさすぎて驚いています。
あれ、終わっちゃったの?という感じで実感がないです。
半年以上も浮浪していたにも関わらず、本当にあっという間でした。
感じるのはただ "楽しかった" というもの。
チャリは中々進まないし、坂は辛いし、雨にはうたれるし、寝るとこ探してたら1日終わるし、身体は臭いし、肌は腐葉土みたいな色になるし、顔は気持ち悪いしで散々ですが、
風景をゆっくり楽しめるし、着いただけで感動がありますし、地域の良さを五感で感じられるし、天気が良いだけで幸せになれるし、何より人との距離が近くて色んな人と話せます。
途中は何度も原付にすれば良かった…と思っていましたが、今はチャリでまわって本当によかったなと思います。
じゃあもう一回やる?と言われたら、食い気味に「今度は車で」と言います。
そもそも私のチャリンコ旅は"日本のゲストハウスを見てくるため"、"日本という国を少しでも知るため"というものでした。郵便局ぐらいマジメです。
ゲストハウスについては、出発前に自分がやりたいと思っていた宿と今やりたいと思う宿の形式は変わりました。
これは見て泊まった旅行者の目線、働いて宿泊を提供する側の目線と両方やった結果であって、泊まるということについてだらっと考えて良かったなと。
相談に乗って頂いた宿の方々、ありがとうございます、またずけずけと相談しに参ります。
なんというか、ビジネスバリバリというよりは、低音風呂ぐらいのだらっとした宿をやりたいです。
もちろんビジネスも考えなければなりませんが。
北海道に帰ってからも熱し過ぎず冷め過ぎず、ぬるま湯でバブでも入れる勢いで取り組んで行きたいです。
日本という国については、色々な所に行って、その土地のものを食って、その土地の人と話して本当に良い経験ができたと思います。
その土地の印象をつくるのは人でした。
そこが便利でも不便でも、綺麗な景色があってもなくても、そこで話した人が良ければ良いところだったなあと思うのです。
もちろん綺麗な景色は景色ですごく良いです。
パソコンで写真を見返してニヤニヤしています。逆から見たらただの変態です。スタバの窓際でやってやりたいです。
あとは日本のどこでも感覚が近くなったなあと思います。
福岡の地盤沈下のやつも自分が通った道で、まさかあそこが!と感じますし、東北の地震だって知り合いが増えたからこそ心配がより一層積もります。
もちろん心配だけではなく、各地に人脈が広がって今度はその人に会いに旅行に行けるので本当に嬉しいです。
逆にその人達に地元北海道に来て欲しい思いでいっぱいいっぱいです。
そんなことを言ってると、「長期で色んなところ行っていいなー」と思う人もいるのでしょうが、それは、
"仕事辞めてニートやフリーターになったら人生オワリ"
という日本のどこからかくる恐怖から一歩外に出たら行けちゃうワケでして、何が言いたいかというと"誰でも行けるよ"ということ。
あとは単に皆さんを巻き込みたいだけかも知れません。
お堅い振り返りになってしまって、なんだかなあ阿藤快記事になってしまったことをお詫びしたいです。
北海道への帰り道は、バスやヒッチハイクとかで今旅でお世話になった人達に会いに行こうと思います。
アポを取っていない方が多いです。気づいたらあなたの後ろにいるかも知れません怖
要はあのー、あれです。車に乗せてください。
最後に、
応援してくださった方々、叱咤激励してくださった方々、ブログを見てくださった方々、メッセージを送ってくれた方々、メッセージを送ろうとしてた方々、メッセージの使い方がわからなかった方々、本当にありがとうございました。
最後にもう一度
あー楽しかった。
総日数 214日
総走行距離 7,258㎞
(地図上の星は泊まったところ)
次回「車と時間よ、止まっておくれ」
下のバナーをクリックすると、私のブログランキングなるものが変動し、順位が少しだけあがることでよくわからない達成感を感じることができます。よろしくお願いします。