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簡易宿泊所経営管理論(宿運営)

鼻毛が出ていそうで出ていない、でもやっぱりちょっぴり出ている志水です。
 
 
 
難しいタイトルにもちろん意味はありませんのでご理解くださいませ。
 
 
 
 
私は今、ゲストハウスという形態の宿を運営しています。
 
 
 
今井美樹のような冒頭になりましたが、決してPRIDEは高くありません。
 
 

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宿には本当にいろんな人が来ます。
 
性別、年齢、国籍、文化、仕事、趣味、目的など本当にバラバラ。
 
最年少は10代前半、最高齢は80代。
近所から遊びに来てくれたり、地球の反対側から来てくれたり。
出張だったり、放浪の旅だったり。
 
 
この大乱闘スマッシュブラザーズのようなごちゃごちゃな感じがビジネスホテルや旅館とは違った面白みなんだと思います。
 
 
でもスマブラは本当に上手い人にはごちゃごちゃせずキレイにやられてしまうことを申し添えます。
 
 
 
 
そんなことはどうでもよくてオープン当初のころは自分で始めたのにも関わらず、予約が入ると「本当に泊まりに来るんだなあ」と思ってしまったり、ホテル風なのか自分の家風なのかいったいどんなテンションで話せばいいのかわからなかったりと、情緒不安定で夏休み明けの小学生そのものでした。

 

しばらくするとそんなことも考えなくなりましたが、いまでもゲストさん同士が話しているのをみると、あーゲストハウスっぽいなあと人ごとのように思ったりします。

 
 
色んな人が来るからこそ、普段では話せないような人から自分とは違った旅行の仕方を聞いたり、自分の知らない業種の世界を少しのぞき見させてもらえます。毎日その道の詳しい人のプチトークライブを聞いているみたいです。
 
なんでそんなことを!?とか、ここまでにこんなストーリーが!?とか、なぜそんな旅行しているの!?という衝撃が毎日あります。軽度は違えどみんな変態ばっかりです。
 
 
そんないろんな人のエピソードを聞かせてもらっている日もあれば、ただ下ネタをだらだら話す日もあります。そんな日ももちろんすごく良い日です。
 
かとかと思えば皆が読書に没頭する日があったり。
 
大盛り上がりな日もあればシーンとした日もあって、なんだか宿自体が日によって違って人間臭いなあと。
 
もっと最初からゲストハウスの色を出した方がいいのかもしれませんが、この無色な感じで旅行者によって色がついていく感じが小さいゲストハウスの面白いところだと思います。
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あとゲストハウスをやっていると、その地を紹介するからにはこちらが知っている必要があるということで、地域、イベント、店の情報をいつも以上に入れるようになります。
こんなところにこんな店が、こんな人が。あれ良いところだな。知ってもっとその地が好きになります。
 
この間近所に「無人食べ放題500
円」という看板を見つけました。
まだまだこの地には面白みが詰まっていそうです。
 
 
 
あとあとスタッフやヘルパーと働く楽しさがあります。
ひとりでやっていると気が滅入ることもあります。ヘルパーさんと仕事をすると労力はもちろんですが、精神的に助けられます。
相談に乗ってもらうこともしばしばでした。
 
一緒の仕事をチームでやっているので何事も話が早く、飯食いながらくっちゃべってるだけで楽しいです。
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チームワークもバッチリです。
 
 
 
 
 
しかし、そんな楽しさの裏にはゲストハウス難しさというか特性みないなものも少しあります。
 
それは宿をやるということはそこに自分の生活がいつも隣り合わせにあるということ。
宿で食事をとることはもちろん、携帯をいじったり、本を読んだり。そしてそんな中チェックインがはじまったり来客対応したりと半分仕事モードで半分プライベートなのです。
切り替えはないに等しく、良い意味でも悪い意味でも公私混同なのです。
 
仕事をしているようでしていない、でもちゃっかり仕事しているのです。
 
 
 
でもそんなの大した悩みではないのでハクナマタタのケセラセラです。
 
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そんな毎日で色んな方に使って頂いているところですが、
出発のときにいい時間だったと言ってもらったときや、また来ますと言ってくれた時は本当にやってて良かったなあと思います。(社交辞令でもうれしいです)
 
あとは海外で知り合った友達とか、日本縦断中や山小屋でお世話になった方々が泊まりに来てくれたことが本当に嬉しかった。
北海道ブランドがあって来てくれているのだとは思いますが、はるばる会いに来てくれたのがなんともです。
 
 
近くを通った友人が最近どうよと覗きにきてくれることもうれしいです。
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団体での覗きも歓迎です。
 
 
 
 
なんというか、そこに行けばあいつがいるということが大切かもしれないです。
 
 

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そんなこんなで今日もゲストが来ます。
 
どんな人がくるのか、待っている時間すらだらっと楽しいのです。
待っているというより居るという感じですが。
 
 
ゆったりお迎えしようと思います。
 
 
そう、それが私のプライド。
 
 
 
今回は今井美樹だったので次回は布袋のようにスリルのあるものを書こうと思います。
 
 
 次回「部屋とワイシャツと布袋」