時差ボケかなと思ったらただのボケだった志水です。
タイの首都バンコクに着き、ゲストハウスのマネージャーを捨てて巡業部長として観光しています。
東南アジアに着いて皆が言うことを声を大にして伝えますが、あっっつついです。むっっしむしです。
おかげで私の体毛が熱帯雨林と化しました。今日からこのマングローブ林と共生です。
大学2年に上がるタイミングで行った国、タイ。
あれから約7年。
あの時とどんな感情の変化があるのかと自分でも楽しみにしていましたが、モチベーションは全然変わらず「締まっていこー」でした。
久しぶりのタイに気を引き締めたはずなのですが、おかしなことに全くと言っていいほど緊張していません。
アジアの屋台の食べ物と排ガスと下水の混じった匂いを嗅ぐとむしろ帰ってきたなあと思ってしまうのです。
みなさんが久しぶりに地元へ帰り、実家の匂いを思い知った感じです。帰郷です。
そんな私の帰郷もただホテルでダラダラしていてもしょうがないので、現地に着いてまずやることは1つです。
『積極的迷子』
これに限ります。
やっている方も多いとは思いますが、攻めの観光方法です。みなさんにも是非オススメしたいです。
まずは到着した空港からだいたい中心部へ行きそうなバスに乗ってスタートします。
詳しくは聞かなくていいのでだいたいエアポートバスとか書いてあるのに乗ります。
そして賑わってそうなところで適当に降りて宿まで向かうのです。
もちろん降りたところはどこかわかりません。
自分がどこにいるのかわからない中で観光するのは本当に楽しいです。
リアル脱出ゲームです。
その道の途中に地元の人で賑わってる食堂とかがあれば最高です。
大きな道路が見えてしまった時はあえて路地に入ってください。
観光客が通る動線上を歩かなければその先に実際の生活と行き止まりがあります。
英語が書いてない食堂とかあれば最高です。
これで注意しなければならないのは、本当に迷子になってしまうことがあるということ。
でもこの世の中です。現地の方数人に聞けばなんだかんだ着いてしまうものです。
みんなヤサシイ。チキュウミナトモダチ。
この攻めの観光を試したい方へ少しヒントです。
昼あたりに自分の影に向かって進むと”北”です。
日が照っていない日はフォースを感じてください。
最後のジェダイはあなたです。
そんなことはどうでもよくて、
バンコクについて生真面目にレポートすると、
前回来た時より街が格段にキレイになっていました。
これは新しい建物ができているということではなくて、ゴミが道に落ちていないのです。
他のアジア国では地面がゴミ箱という国もあったぐらいです。
もうすっかり秩序があります。風紀委員会のみなさんお疲れさまです。
あとは物価がものすごい勢いで上がっています。
ざっくり7年前の2倍から3倍な感覚です。
20パーツだったパッタイ(タイ焼きそば)が50〜70パーツ。
ビールだって2倍ぐらいの値段になっている気がします。
気づかぬうちに吉野家の牛丼が700円とかになっているイメージです。
ココイチのカレーが1200円になっているイメージです。
そもそもココイチの元の値段だけは納得がいってません。
「でもパッタイ50パーツ(180円ぐらい)、安いわ!」という感覚ですけど昔を知っている人は悲しいでしょう。
カオサンロードも往年のバックパッカーの方々はもうあそこは行く必要ないと言うほどです。
でもその時代時代の楽しみがありますよね。
時代の変化に寛容になってその時の楽しみを見つけましょう。
早速ですがそんな現代のオススメスポットを紹介します。
さっき行ってきました。
『タラートロットファイ・ラチャダー』
市内にあって月曜以外は毎日開催しているこの夜市。
立地も良く、地下鉄駅からすぐそこ。
観光してホテルでひと休憩入れてもう20時じゃねーかクソ!となってもすぐ行けてしまいます。17時〜1時ぐらいまでやってます。
地下鉄駅から2.3分歩けばズラーっと屋台が並び、美味しそうなカロリーたちがお出迎えしてくれます。
みんなでシェアしてもよし、ひとりで食べ歩いてもよし。
ご飯ものからラーメン的なものから海鮮鍋から唐揚げからなんでもござれいです。
何より現代の旅人へオススメしたい理由が屋台の奥にあるショップやバースペース。
はいおしゃれ。
ガレージをイメージして統一されたマーケット内には夜市では珍しいファッショナブルな雰囲気。
もう映えに映えてます。
インスタ女子はいますぐ行くべきです。
そしてこのバースペースは先程の屋台のご飯をテイクアウトして持ち込み可。(らしい)
なんということでしょう。
二階席も多く、ぬるい風に当たって飲みながら賑わっているマーケットを見れるのです。
屋台街でやいやい一次会、バースペースでしっぽり二次会なんていいですね。
そして極め付けはこれです。
フォトジェニック。
近くのショッピングモール駐車場からこの夜市を見るとなんということでしょう。そこにはパネルでポンがありました。
美味しいご飯、おしゃれなバー、フォトジェニック
もうインスタ女子は泡吹いて気を失っていることでしょう。
そして最後に男性人へアドバイスです。
ここは彼女とかと来るとひとりの時のちょうど2,3倍良いでしょう。
ひとりだと私のように心を無にしてビールを飲むことになりますので。
それでは次は北のチェンマイへ巡業します。
次回「心の怪我にもタイガーバーム」