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遺跡に腕押し(バガン)

はいUNOって言ってなーい、志水です。

 


脳の力が90%しか出力できない中、ミャンマーバガンにいます。

 

 

 

ミャンマーへはタイの東のメーソートから陸路で入国しました。


自分で歩いて国境を越えるのは楽しいです。入国審査もあっさり。

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ただ国境を越えるとタイ語以上に文字感のないミャンマー語とロングスカートのようなものをはき、顔になんかを塗った人たちであふれています。

 

見た目以外の人柄は変わらないですし、街並みもそこまで変わりません。

 

 

インドネパール国境よりは違いが少ないのでお腹に優しいです。

 


従ってここをピルクル国境と名付けます。

 

 


ミャンマーの印象は、田舎。素朴。油。

 

 


整備された道路は少なく、観光地でも少し離れれば現地の生活がありました。

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そんな田舎でも現地人は観光客相手にふっかけてきます。

 

 


「タクシー使わんか?」
「ウチの飯食わんか?」

 

 

 

 

「いやいいや」

 

 

 

 

「そっか。。」

 

 

 

優しすぎるぞ、ミャンマー人!

 

 

 

 


そしてまた会ったときに微笑むと微笑み返してくれます。

 

 

 

素朴すぎるぞミャンマー人!

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インドだったらこのちょうど10倍きます。

 


これ買う?
なんで買わない?
日本人デショ⁉︎
ニホンゴワカンナイノ?
この✕✕✕✕✕!!

 

 

また会ったときなんて、ここで会ったが100年目の勢いで黒目を倍にしてヘイブラザーと肩を組まれます。

 


インドの話を出している時点でインドにハマっていることに気づきました。
今に見てろよインド人。謎

 

 

 


あとは油。

 

どんな食べ物にも油がたくさん。
男子高校生の皮脂とちょうど同じぐらい入ってます。

 

ミャンマーではカレーが有名ですが、私たちの言うスパイスを煮込むカレーではなく、油煮込みのようなもの。メインの具によって200~500円

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まぁまぁ美味いですし、付け合わせが勝手に出てきたり飯食い放題ってことも良いです。


しかしまぁ油です。具入りアブラです。

 

コレステロールだとかそんな言葉はこの国には存在しません。

 


だれかこの国に速水もこみちさんを召喚してください。アブラカタブラ

 

 

 

シャンヌードルという朝飯に食べるあっさり麺は美味いです。

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あっさり鶏スープに米の麺。上にのってる鶏の肉みそ?みたいなものを混ぜこぜしてかっくらう朝から元気出るやつ。50円ぐらい
駅前に立ち食いの店があったら年に一度は食いたい感じです。

 

 

 

 

そんなことは良くて、今回の旅のメインのバガンについて。

 

 

 

夜行バスでタイとの国境付近から長距離移動をし、バガンへ。

 

 

到着したのは4時。

 


降りるのは私だけ。

 

 

夜行バスがこの時間に着くのだから朝を待つ場所ぐらいあるだろうと思っていたのが間違いでした。

真っ暗でなんっにもありません。

 

 

わかりやすく言うと砂川パーキングエリアに午前4時というイメージです。

 


道産子中心の会話ですみません。

 

 

 


東南アジアあるあるですが、そこに図ったようにタクシーの運ちゃんが声をかけてくれます。

 

 


志「まずここはどこだ、よくわからないからなんかそれっぽいところへ連れてってくれ」

 

運「バガンと言えば朝焼けだ。ちょうどいい、見ていけ」

 


この漢と漢の会話のシンプルさが良いです。

 

 


着いた先の寺院によじ登る。

 

 

ゆっくりと空が明るくなり、地面から突き出したような無数の仏塔のシルエットが浮き上がってきます。

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太陽の光も相まり、神々しい景色を前にありがたやありがたやと手を合わせたくなりました。

実際は鼻くそほじってへーとみてました。こういう時こそ鼻の奥から大物が出てきて神の存在を感じます。

 

 

気球も飛んでます。そらからの朝焼けはさぞ気持ちいいでしょうね。
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後から聞くと乗るには4,5万円だとか。今旅行の全財産です。気球は来世に。

 

 


それにしても夜行バスから朝焼けなんて計画もしていないに世の中上手くできているものですね。

 

 

 

TPOによりますが知らない漢について行っていいこともあります。

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バガン近くの "ポッパ山" にも行きました。

まず名前がチャーミングで良しです。

 

 

いくとなんだか山というより岩。

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上にはすごそうな寺院が見えます。幼稚な表現で申し訳ありません。

 

登ってその姿を見ることができるということで、はだしで階段をぺたぺた上がっていきます。

長い階段はバスケ部時代のトレーニングを思い出して動悸息切れがします。求心

 

 

登っていくと良い景色も見れます。やっぱりバカと煙は高いところが好きなんでしょうか。

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その先にはオシャレなお釈迦様。

なんとLED仕様です。神様だって時代とともに、ブン釈迦ラカ。

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左にはテレビとか普通にあって、神とは意外に近い存在なのかもということを教えてもらいました。

 

 

 

バガン地区には数え切れない程の寺院と神がいますので、推し神を決めるのもいいかもしれません。

 

 

 

次はインレー湖まで移動し、カナヅチによる400m自由形でもかましてこようと思います。

 

 

次回「神セブン」

短期記憶喪失のススメ(チェンマイ)

逆光とよく言われますがいつも順光の志水です。

 

 

 

タイの北の古都チェンマイにいます。

 

 

 

 


えー端的に言いますと、事故を起こして”短期的記憶喪失”になっていました。

 

 


事の発端はチェンマイ近くにタイ最高峰の山(ドイ・インタノン) があると聞き、どんなもんじゃい見せてみい!と意気込んで原チャを借りたところからです。


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この光景です。
界王様がいそうです。精神と時の部屋をBooking.comで予約するのを忘れましたた。

 

そんなこんなでタイの交通量にビビる事なく出発。
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スイスイ進むこの感覚、ベトナムのサパ以来です。

日本縦断も自転車じゃなくてこっちで行けばよかった、いやそんなこと絶対ない、あるはずないと言い聞かせながら70キロほど離れたドイ・インタノン国立公園まで突っ走ります。

 


東南アジアの山は未開の土地か車で行けちゃうほど整備されているかのどちらかが多いのでそこまで期待していませんでしたが、簡単なトレッキングぐらいできるだろうとウキウキです。

 

山へ向けて走っている途中には小さな市場や田舎風景があってこれこれ!とどんどんテンションをあげていきます。

 

給油をしたついでに買い食いしたり、ひとりドライブを楽しみきっていました。

 


そして国立公園への青看板を見ながら公園内に突入します。入園料300バーツ

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山道をぐいぐい進み、
なんだか途中に滝があったのでそこでやっぱり自然はいいのおと。
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そして再出発。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからの記憶がありません。

 

 

 

 

 

 


起きた時には病院でCTを取るところでした。

 

 

志水「え?」

 


医者さん「脳に血がまわっている可能性があるから。ね? ね?」

 

 

 

 


理解が追いつきませんでしたが、自分の記憶をたどっていってもどこでどのように事故を起こしたのか、ここはどこの病院か、そもそもなぜチェンマイにいるのかすら思い出せませんでした。

 

 

 


盛っているではなく本当です。

 

 

 

 


事故を起こしたらしい。

 

 

幸いにも単独らしい。

 


聞けば山道をビュンビュン調子乗って飛ばしていてスリップしてこけたんだとか。

 

 

とりあえず生きており、本気の界王様のところへ行かなくてよかったです。

 

 

 

 

 

身内に連絡と今日一緒にご飯行く予定だった人へ連絡しなきゃ。

 

 


携帯は?

 

 

 

いつものショルダーバッグの中だ。

 

 


志「あのーショルダーバッグ見ませんでした?まず連絡を入れたいです」

 

 

看「そんなものありませんでしたよ」

 

 

志「ん?いやあるはず、財布とかはそこに入ってたはずだし」

 

 

 

 

 

結果そもそもショルダーバッグは宿に置いて持って来ていませんでした。

 


怖すぎます。

 


記憶がぐちゃぐちゃです。

 

 

 

 

これ入院したらミャンマー行きが遅れるかなあ、あれそもそもミャンマーは何日からの予定だっけ。

 

 

思い出せません、怖すぎます。

 

 

 

 

 


医「ではCTをとります」

 

 


志「ん、なぜ CTを取るんだ」

 

 


もはや忘れていて、ここでようやく自分がしっとりとパニックに陥っていることがわかりました。
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そんな中よくわかりませんが脳内では青いイナズマが再生されており、よしSMAPは覚えてるぞと。

 

 

 

 

 

 

 

 


ってか身体痛。

 


右半身がハロウィン仕様です。

 

 

 


ハロウィンは10月31日、覚えてる覚えてる。

 

 

誕生日は5月8日、覚えてる覚えてる。

 

 


同じ誕生日は曙、覚えてる覚えてる。

 

 

 

こんなの忘れてもいいことです。

 

 

 

 

ん、そういえばパスポートは?それだけは!盗まれてないか⁉︎

 


どこだ、全く覚えていない。

 


結論から言うと、スクーターを借りる時にデポジットで宿に預けていたのでした。

 


バカが混じってきており何が何だかわかりません。

 

 


とりあえず皆さんに伝えたいことは、事故って病院に行ってCTスキャンと包帯で3,500バーツぐらいだったよということ。(1万2,000円ぐらい)

 


海外で事故る経験と記憶喪失の経験を買ったと思えば安いかもしれません。

 



 

 

 

医「脳は大丈夫そうだわ。いま宿の人に迎えを頼むから宿の連絡先を教えて」

 

 

志「結果出んのはや!脳と骨に異常がなければスクーターで帰ります」

 

医「さっき事故を起こしといてよく言うわ、また起こすよ?」

 

志「すみません、いまこの事故経験を自分の運転で払拭しておかないとトラウマになってしまいそうで」

 


医「バカですね。診断書には自分から帰ると言ったと書かせてもらいますよ」

 


志「大丈夫です、帰れます」

 

 

 

謎に強気で外のスクーター駐車場に行ったものの、どれが自分の乗っていたものか思い出せませんでした。

 

 

看護師さんにこれですよと教えてもらう始末。

 

 

 

 

記憶の整理は後回し。命はある。
まず帰ろう。

 

 

 

 


エンジンのかけ方すら忘れていたシマツ。

 

 


ここまでくると記憶どうこうではなくバカでした。

 

 

 


自分のスクーターの乗り方を聞く人がはたしているでしょうか。

テレビゲームで持ち主なのに持ってない人からコツを聞いてしまうのと同じぐらい恥ずかしいです。

 


なんとか近くのバイクに乗っている人に教えてもらい、ようやくエンジンがかかりました。
そしてなんとなく帰り道っぽい方へ走っているとようやく落ち着いてきました。

 

 

 

 

 

 

これは記憶喪失ってやつだよな。

 

 

こんな感じなんだ。

 

飲みすぎた次の日と一緒、全く覚えてない。

 

 

 

人の脳は都合悪すぎる記憶を抹消することがあるらしい。

 

 

自分の頭の使ったことのない便利な機能に驚きつつ、

そんなことなら高校の時に後輩にメールで告ってフラれた記憶も消してほしいと切に願いました。

 

 

そんなことより今はいいけど、寝て起きた時には己の存在すら忘れているのでは…


とようやく怖くなりました。

 

 

この辺の展開はキングダムハーツ2の序盤をプレイして”自己とは”を復習してください。


あの自分がいなくなったらという切なさったらありません。

 

 

 

 


ゲストハウスに着くや否やみんなが心配してくれて恥ずかしさは頂点。
顔から火が出てました。血でした。

 

 

 


そんなことより旅を続けるか帰るか。

身体はいずれ回復するだろうけどカメラがボロボロ。

 

写真は撮りたいし、旅を中断して帰るかなあと悩みつつ。

 

 


次の日、自分が天然パーマ中肉短背田舎ピーポーという現実を覚えていることを確認し、

 

ダメ元で電気屋さんへ。

 

 


電気屋「そんなのできない、Canonのサービスセンターがあるからダメ元で行ってきな」

 

Canonかあ、ちゃんとしたとこは飛び込みは受け付けないと突っ返されるよなあ。

 

 

志「お願いします、皿洗いでもなんでもします」

 

 

Canon「これは最低1週間はかかるね」

 

 

そりゃそうよねと。

 

 

志「綺麗じゃなくてもいいからなんとかならないですか、撮れればいいので…」

 


Canon「んーそゆことじゃなくてさ、うちとしても責任あるし直すってのはそゆことじゃないんよ」

 

 

そりゃそうよねと。

 

 

 

志「無念」

 

 


Canon「ホントに見た目どうでもいいの?ちょっと見してみ」

 

 

20分後。

 

 

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Canon「最後はテープでガチガチにしたけど撮れるわ」

 

 

志「Make it possible with Canoooon!!」

 

 

次もその次もCanonの製品使います。

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カメラが治ったので旅を続けることにしました。

 

 

 

 

 

 

しかし、未だ事故前後数時間の記憶は戻ってきていません。

 

 


ようやく政治家の気持ちがわかりました。


どこを探しても自分の記憶にないのです。

 

 

 

なぜ、どこで事故が起こったのか、なぜ覚えてないのか。
考えれば考えるほど怖くなってきます。

 


でもそこでモノは考えようだなということで

 

『その日をなかったことにする』

 

ということにしました。

 


あったものがなくなったから困るのであって、元々ないのであればなにも怖くありません。

 


私の中では今年は逆うるう年で364日ということにします。

 

身体のケガはムエタイマスターに辛勝した時のキズということにします。


深いスネの傷が物語っています。

 

 

 


ダイジョーブ博士の研究所で1031になりたかったなと欲が出てきたのは良しとして、

事故がなかったことになったので次はミャンマーへ向かいます。

 

 

というか事故った後でも旅行を続けられるのかという経験を得たいだけでもあります。

 

 

それでは皆さまご一緒に。
メイベンラーイ。

 

 

次回「脳みそ再起動ボタン」

暑さのデパート(バンコク)

時差ボケかなと思ったらただのボケだった志水です。

 

 

タイの首都バンコクに着き、ゲストハウスのマネージャーを捨てて巡業部長として観光しています。

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東南アジアに着いて皆が言うことを声を大にして伝えますが、あっっつついです。むっっしむしです。


おかげで私の体毛が熱帯雨林と化しました。今日からこのマングローブ林と共生です。

 

 

 

大学2年に上がるタイミングで行った国、タイ。

あれから約7年。

あの時とどんな感情の変化があるのかと自分でも楽しみにしていましたが、モチベーションは全然変わらず「締まっていこー」でした。

 


久しぶりのタイに気を引き締めたはずなのですが、おかしなことに全くと言っていいほど緊張していません。

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アジアの屋台の食べ物と排ガスと下水の混じった匂いを嗅ぐとむしろ帰ってきたなあと思ってしまうのです。
みなさんが久しぶりに地元へ帰り、実家の匂いを思い知った感じです。帰郷です。


そんな私の帰郷もただホテルでダラダラしていてもしょうがないので、現地に着いてまずやることは1つです。

 

 

 

『積極的迷子』

 

 

 

これに限ります。

 


やっている方も多いとは思いますが、攻めの観光方法です。みなさんにも是非オススメしたいです。

 

 

まずは到着した空港からだいたい中心部へ行きそうなバスに乗ってスタートします。

 

 

詳しくは聞かなくていいのでだいたいエアポートバスとか書いてあるのに乗ります。

 

 

そして賑わってそうなところで適当に降りて宿まで向かうのです。

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もちろん降りたところはどこかわかりません。

 

自分がどこにいるのかわからない中で観光するのは本当に楽しいです。

リアル脱出ゲームです。

 

その道の途中に地元の人で賑わってる食堂とかがあれば最高です。


大きな道路が見えてしまった時はあえて路地に入ってください。
観光客が通る動線上を歩かなければその先に実際の生活と行き止まりがあります。

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英語が書いてない食堂とかあれば最高です。

 

これで注意しなければならないのは、本当に迷子になってしまうことがあるということ。

 

でもこの世の中です。現地の方数人に聞けばなんだかんだ着いてしまうものです。
みんなヤサシイ。チキュウミナトモダチ。

 

この攻めの観光を試したい方へ少しヒントです。
昼あたりに自分の影に向かって進むと”北”です。


日が照っていない日はフォースを感じてください。
最後のジェダイはあなたです。

 


そんなことはどうでもよくて、
バンコクについて生真面目にレポートすると、

 

前回来た時より街が格段にキレイになっていました。


これは新しい建物ができているということではなくて、ゴミが道に落ちていないのです。
他のアジア国では地面がゴミ箱という国もあったぐらいです。

 

もうすっかり秩序があります。風紀委員会のみなさんお疲れさまです。

 

あとは物価がものすごい勢いで上がっています。
ざっくり7年前の2倍から3倍な感覚です。

20パーツだったパッタイ(タイ焼きそば)が50〜70パーツ。
ビールだって2倍ぐらいの値段になっている気がします。

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気づかぬうちに吉野家の牛丼が700円とかになっているイメージです。
ココイチのカレーが1200円になっているイメージです。
そもそもココイチの元の値段だけは納得がいってません。


「でもパッタイ50パーツ(180円ぐらい)、安いわ!」という感覚ですけど昔を知っている人は悲しいでしょう。
カオサンロードも往年のバックパッカーの方々はもうあそこは行く必要ないと言うほどです。

 


でもその時代時代の楽しみがありますよね。


時代の変化に寛容になってその時の楽しみを見つけましょう。

 


早速ですがそんな現代のオススメスポットを紹介します。
さっき行ってきました。

 

 

『タラートロットファイ・ラチャダー』

 

 

市内にあって月曜以外は毎日開催しているこの夜市。
立地も良く、地下鉄駅からすぐそこ。

 

観光してホテルでひと休憩入れてもう20時じゃねーかクソ!となってもすぐ行けてしまいます。17時〜1時ぐらいまでやってます。

 

地下鉄駅から2.3分歩けばズラーっと屋台が並び、美味しそうなカロリーたちがお出迎えしてくれます。

 

みんなでシェアしてもよし、ひとりで食べ歩いてもよし。

 

ご飯ものからラーメン的なものから海鮮鍋から唐揚げからなんでもござれいです。

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何より現代の旅人へオススメしたい理由が屋台の奥にあるショップやバースペース。

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はいおしゃれ。


ガレージをイメージして統一されたマーケット内には夜市では珍しいファッショナブルな雰囲気。

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もう映えに映えてます。

インスタ女子はいますぐ行くべきです。


そしてこのバースペースは先程の屋台のご飯をテイクアウトして持ち込み可。(らしい)


なんということでしょう。


二階席も多く、ぬるい風に当たって飲みながら賑わっているマーケットを見れるのです。


屋台街でやいやい一次会、バースペースでしっぽり二次会なんていいですね。

 

そして極め付けはこれです。

 

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フォトジェニック。

 

近くのショッピングモール駐車場からこの夜市を見るとなんということでしょう。そこにはパネルでポンがありました。


美味しいご飯、おしゃれなバー、フォトジェニック

もうインスタ女子は泡吹いて気を失っていることでしょう。

 

 

 

そして最後に男性人へアドバイスです。

 

ここは彼女とかと来るとひとりの時のちょうど2,3倍良いでしょう。

 

ひとりだと私のように心を無にしてビールを飲むことになりますので。

 

 

それでは次は北のチェンマイへ巡業します。


次回「心の怪我にもタイガーバーム

東南アジア冬場所(海外渡航)

恋人たちのクソソソソ、志水です。
 
 
12月は宿を閉めて旅に出ます。

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毎日ゲストハウスに来る旅行者がきらきらした顔して旅行をしているのを見て、受け入れ側として気分がいいのはもちろんなんですけど、素直にうらやましいなあと思う毎日でした。
 
 
北海道の観光オフシーズンに宿閉めて海外でも行きたいなあ~、でも資金や宿のことを考えたら営業したほうがいいのかなあ~、宿泊を考えてる人に瓶ビールで殴られないかなあ〜
どどどどうしようとピグレット並みに震えて考えていると、当時手伝ってくれていたヘルパーのカズキ(19)が、
 
 
 
「迷ってる時点で決まってますよね」と。
 
 
 
その通りでした。
 
次の日には航空券をとっていました。
 
背中押してもらっちゃいました。
 
 
 
しかしさっき航空券検索サイトを見たらその時とった額より安くて脳内でスリラーのイントロが流れました。
あのアァオ!から始まるやつです。
 
 
 
 
行先は、
 
自分で最初に決めて行った国、わからず終いだった国、タイ。
 
東南アジアの中でまだ行ったことがなく、バックパッカーから評判のいいミャンマー
 
えいっとAmazon商品の購入時のように航空券をあっさり買ってしまったので特にメインの目的がありません。
 
 
 
 
一番問題なのは、よくよく考えてみると仏教や遺跡にあまり興味がないこと。
 
クールポコ現象です。
 
なぜここを選んでしまったのでしょう。

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仏教国に行くたびにその道に染まってみようと今まで何度かトライしましたが、寺よりもその隣の屋台が気になったり、遺跡よりも周りの自然に目が行ったりとなかなかしっくりきませんでした。
 
 
じゃあ行く意味ないだろという国々ですが、何も考えないで奥田民生聞きながらビール飲んで田舎の方でだらだらするだけで十分です。
そう、奥田民生になりたいボーイです。
 
もし良ければトレッキングもできないかなあと思っています。
 
 
そんなこと言ってベタベタな遺跡周遊プランにしてたら笑ってください。
 
 
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それでは行ってきます。
 
 
 
次回「イージュータイダー(怠惰)」

簡易宿泊所経営管理論(宿運営)

鼻毛が出ていそうで出ていない、でもやっぱりちょっぴり出ている志水です。
 
 
 
難しいタイトルにもちろん意味はありませんのでご理解くださいませ。
 
 
 
 
私は今、ゲストハウスという形態の宿を運営しています。
 
 
 
今井美樹のような冒頭になりましたが、決してPRIDEは高くありません。
 
 

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宿には本当にいろんな人が来ます。
 
性別、年齢、国籍、文化、仕事、趣味、目的など本当にバラバラ。
 
最年少は10代前半、最高齢は80代。
近所から遊びに来てくれたり、地球の反対側から来てくれたり。
出張だったり、放浪の旅だったり。
 
 
この大乱闘スマッシュブラザーズのようなごちゃごちゃな感じがビジネスホテルや旅館とは違った面白みなんだと思います。
 
 
でもスマブラは本当に上手い人にはごちゃごちゃせずキレイにやられてしまうことを申し添えます。
 
 
 
 
そんなことはどうでもよくてオープン当初のころは自分で始めたのにも関わらず、予約が入ると「本当に泊まりに来るんだなあ」と思ってしまったり、ホテル風なのか自分の家風なのかいったいどんなテンションで話せばいいのかわからなかったりと、情緒不安定で夏休み明けの小学生そのものでした。

 

しばらくするとそんなことも考えなくなりましたが、いまでもゲストさん同士が話しているのをみると、あーゲストハウスっぽいなあと人ごとのように思ったりします。

 
 
色んな人が来るからこそ、普段では話せないような人から自分とは違った旅行の仕方を聞いたり、自分の知らない業種の世界を少しのぞき見させてもらえます。毎日その道の詳しい人のプチトークライブを聞いているみたいです。
 
なんでそんなことを!?とか、ここまでにこんなストーリーが!?とか、なぜそんな旅行しているの!?という衝撃が毎日あります。軽度は違えどみんな変態ばっかりです。
 
 
そんないろんな人のエピソードを聞かせてもらっている日もあれば、ただ下ネタをだらだら話す日もあります。そんな日ももちろんすごく良い日です。
 
かとかと思えば皆が読書に没頭する日があったり。
 
大盛り上がりな日もあればシーンとした日もあって、なんだか宿自体が日によって違って人間臭いなあと。
 
もっと最初からゲストハウスの色を出した方がいいのかもしれませんが、この無色な感じで旅行者によって色がついていく感じが小さいゲストハウスの面白いところだと思います。
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あとゲストハウスをやっていると、その地を紹介するからにはこちらが知っている必要があるということで、地域、イベント、店の情報をいつも以上に入れるようになります。
こんなところにこんな店が、こんな人が。あれ良いところだな。知ってもっとその地が好きになります。
 
この間近所に「無人食べ放題500
円」という看板を見つけました。
まだまだこの地には面白みが詰まっていそうです。
 
 
 
あとあとスタッフやヘルパーと働く楽しさがあります。
ひとりでやっていると気が滅入ることもあります。ヘルパーさんと仕事をすると労力はもちろんですが、精神的に助けられます。
相談に乗ってもらうこともしばしばでした。
 
一緒の仕事をチームでやっているので何事も話が早く、飯食いながらくっちゃべってるだけで楽しいです。
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チームワークもバッチリです。
 
 
 
 
 
しかし、そんな楽しさの裏にはゲストハウス難しさというか特性みないなものも少しあります。
 
それは宿をやるということはそこに自分の生活がいつも隣り合わせにあるということ。
宿で食事をとることはもちろん、携帯をいじったり、本を読んだり。そしてそんな中チェックインがはじまったり来客対応したりと半分仕事モードで半分プライベートなのです。
切り替えはないに等しく、良い意味でも悪い意味でも公私混同なのです。
 
仕事をしているようでしていない、でもちゃっかり仕事しているのです。
 
 
 
でもそんなの大した悩みではないのでハクナマタタのケセラセラです。
 
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そんな毎日で色んな方に使って頂いているところですが、
出発のときにいい時間だったと言ってもらったときや、また来ますと言ってくれた時は本当にやってて良かったなあと思います。(社交辞令でもうれしいです)
 
あとは海外で知り合った友達とか、日本縦断中や山小屋でお世話になった方々が泊まりに来てくれたことが本当に嬉しかった。
北海道ブランドがあって来てくれているのだとは思いますが、はるばる会いに来てくれたのがなんともです。
 
 
近くを通った友人が最近どうよと覗きにきてくれることもうれしいです。
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団体での覗きも歓迎です。
 
 
 
 
なんというか、そこに行けばあいつがいるということが大切かもしれないです。
 
 

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そんなこんなで今日もゲストが来ます。
 
どんな人がくるのか、待っている時間すらだらっと楽しいのです。
待っているというより居るという感じですが。
 
 
ゆったりお迎えしようと思います。
 
 
そう、それが私のプライド。
 
 
 
今回は今井美樹だったので次回は布袋のようにスリルのあるものを書こうと思います。
 
 
 次回「部屋とワイシャツと布袋」

スタンディングリノベーション(宿改装)

ナンプラー顔男子だねと言われた志水です。

 

ブログの更新が滞っていたことをまずお詫びします。

それにしても誰にお詫びすればいいのでしょう。お詫びやめます。

 

 

4月から "宿レトロハウス銀座旭川" というゲストハウスの運営を任せてもらっています。

5月にリニューアルオープンし、約3カ月が経ちましたが、毎日楽しいです。感想が小学生ですみません。

掃除洗濯の毎日で、主婦レベルが上がる音がどこからか聞こえてきます。どうかこの調子で勇者にジョブチェンジできますように。
 
 
そんな市原悦子より家政婦な日々はおいといて、今更ながら4月当初リニューアルオープンまでの改装について書き起こしたいと思います。
 
 
少し前のことですが忘れもしません。
 
 
 
 
 
公務員時代からお世話になっていた "宿レトロハウス銀座旭川" ですが、あくまでボランティアスタッフとしてかかわっていたにすぎず、本格的に自分が管理するにあたってまずは設備や内装を整えようということになり、いま流行りの "DIY" で改装を行いました。
 
 
 
 
 
どぅいっとゆあせるふ
 
 
なめてました。
 
 
 
 
 
小さな宿の改修、0から始めるわけではないし余裕だろう。
 
 
なめてました。 
 
 
 
 
 
GWまで1カ月もあるし、1人でなんとかなるだろう。
 
 
なめてました。
 
 
 
 
 
自分の家に友達泊めるみたいな感じ、なんてこたあない。
 
 
なめてました。ペロペロでした。
 
 
 
 
そんなペロペロだった改装について、記録も含めて紹介します。
今後ペロペロしたい方はぜひご一読ください。 
 

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改装その1

『調子の悪かったシャワーを破壊する』
 
今まで使っていたこのコックピットのような、昔のラブホテルの会計システムのようなシャワールームが壊れかかっていたので取り壊すことにしました。

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しかしシャワーというものを壊したことがあるはずもなく、どうやったらいいのかわからず、どのネジを外してもしっかり接着されていて小さく分解できません。
 
 
ですので、もうあれです。ハンマーによる破壊です。
 
 
 
ストリートファイターⅡのボーナスステージのそれです。
 
 
 
バーサーカーの如くハンマーを振り回し、全世界のストレスをこのシャワーに集めました。

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バーサーカーから我に返ってこの光景を目の当たりにしたとき、ボーナスステージのはずなのに「You Lose」と天から聞こえてきました。
ヨガテレポートしたかった次第です。
 
 
それと同時に"もう戻れないぞ"という改装のゴングが鳴ったのです。
デュエルスタンバイです。
 
 
 
 
改装その2 
『内装を白く、白く』

 

この宿には当初から "白い空間にする" という永遠のテーマがあったので、何から何まで全部真っ白に塗ってしまうことにしました。
 
塗るはいいけど、どこからどう始めるのだろうと鼻くそほじりながら立ち尽くしていると、手伝ってくれるという聖人の方々が。
 
そこでようやく鼻から指をひっこぬいてやる気になりました。
 
 
 
ホームセンターでそれっぽいペンキを買ってきて見境なく塗りまくります。

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細かいところも。

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手の届かないところはリーサルウェポン(ほうきにローラーをくっつけただけ)で塗ります。

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キッチンまわりも。

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お手伝いしていただいて本当に感謝でした。
 
 
 
 
皆が帰った後、音楽をかけながら1人でノリノリで塗り塗りしることもしばしばでした。

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深夜を過ぎ2時や3時になると、ノリノリなはずなのになぜか手が止まって明後日を想うのです。
ペンキが涙で薄まることもしばしばでした。
 
 
 
 
そうこうして部屋を生まれ変わらせました。気分はおニューです。新生児です。おぎゃあおぎゃあです。
 
Before : 改装前の少し暗いイメージだった茶色の部屋が

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After : 白く

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Before : 階段も

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After : 白く

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Before : 給湯室みたいなキッチンも(写真なし)
After : 白く

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そもそも真っ白にするのには2つの意味があって、
1つは空間を広く見せれるから。
もう1つは美術館の背景が白のように、色のない空間の方が主役のゲストさんの色が出るから。
 
そんなカッコつけたことを言いながら今も頭真っ白にして運営しています。
 
 
 
 
改装その3
『フロントずらし』
 
何故かフロントの外側より内側の方が広い作りで固定されてしまっていたフロント。
 
フロント内でシライグエンをきめるつもりもないので、狭めることに。
 
まずは殴ったり蹴ったりにらみつけたりしてフロントを強気に引っぺがします。

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次に旅館業法の規定サイズとなるよう友人に路上でカットしてもらいます。ゲリラライブもゲリラ改装も路上で行うに限ります。

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最後に床に優しくそっとドリルで固定して、仮ですが完成です。

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フロントがしっかりすると一気に宿っぽい雰囲気になります。逆にこれがなければただの家です。

 
 
 
改装その4
『床材張り』
 
ボロボロだった部屋の床にはお世話になってる建築士さんからいただいたクッションフロアーを、それっぽい接着剤をホームセンターで買ってきてそれっぽく張ってみます。もちろんそんなことやったことありません。

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 それっぽくなったので良しとしました。

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リビングには横になってくつろげるようにカーペットマットを張りました。

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この友人の巨匠感は現場監督そのもの。働きすぎには注意してもらいたいものです。
 
 
これで地べたでだらだらできるようになりました。

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連れてこられたかのような様子ですが、独房でも懺悔部屋ではありません。

 
 
 
改装その5
『壁づくり』
 
ここに一番苦戦しました。
 
広めのワンルームをドミトリールーム(寝室)、シャワールーム、洗面の3つに分ける壁づくりです。
 
 
まず友人が持ってきてくれたすごそうな機械で部屋の寸法を隅々まで測ります。

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一生懸命やってくれていますが、なんだかこの小さな箱から出てきた魔人のようです。 

 
 
測った長さの木材を買い、枠組みを作っていきます。
最近はホームセンターでカットまでやってもらえるので便利です。しかし、実際にはめてみると必ずずれが出て手ノコややすりで長さの微調整をする必要がありました。
仕事も木材もその場にフィットするには微調整が必要ですね。

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枠の間隔は詳しいことはよくわかりませんが450mmがおすすめです。

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石膏ボードという壁っぽいボードをこれまたホームセンターで買って切ってもらって枠に打ち付けていきます。

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なんだか壁っぽくなりました。いっぱしに隔てています。
 
 
ちなみに私はあれがないこれがないと3週間毎日ホームセンターに通いました。
スーパーのレジのおばちゃんがカゴを見てその日の晩御飯を想定できるのと同じく、そんだけ通っているとホームセンターの店員さんにも後半は「壁でも作ってるんですか」とバレてしまいました。献立を当てられて恥ずかしくなり「そんなようなものです」とごまかしてしまった次第です。
 
 
 
逆側に石膏ボードを貼る前にお世話になっている解体屋さんから大量にもらってきたスタイロフォームという断熱材を入れて、逆側からまた石膏ボードをうって蓋をすれば完成。

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もう誰がなんといおうと壁ができました。
 
 
 
おにゅーのシャワーも届いたので組み立ててみました。

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シャワーを組み立てたことなんてあるはずもなく、部品を前に呆然とし、もはや違うことを考えていましたが、頼りになりすぎる設備屋さんから指導をもらって出来ました。(ほとんどやってもらった)

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モノを作るのが好きなんだとサクサク手を動かすその様はまさにプロでした。
イメージを形にできる人は最強です。レミーボンヤスキーより最強です。
 
 
 
改装その6
『ベッドと寝具をいれて完成』
 
始めはベッドもつくる!と意気込んでいましたが、時間と経費、完成度を予想したところ買ったほうが安いとなり、組み立て式を購入。
そこに支えを何本か打てばそれっぽい2段ベッドもできました。

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Before

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After

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Before

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After

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正直あんまり変わってないですね。

 

 

 

 

 

そんな形で後半は徹夜に近い形で作業をし、ぎりぎりリニューアルオープン日に間に合いました。当時は無我夢中でやっていた気がします。

 

 

なんとか形になってよかったです。

本当になんとかという感じで細かいところは見ないでいただきたいです。

 

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ひとりでなんとかやってやる!と意気込んでいた改装でしたが、実際やってみると大きなものをたった少し動かすだけでも、片方動かしてから逆を動かして、、と面倒が募りますし、両手がふさがってる中でほんとに少しだけ押さえていてほしいところだって頭で抑えたりしてました。

 

強がったってひとりでできないことは多いと感じましたし、何人かでやったほうがはるかに早いです。

何より、あーでもないこーでもない何が食いたいとか好きな異性のタイプはとか尻は前からふくか後ろからふくかなんて話しながらで楽しいです。作業後にみんなで食う飯も最高です。

 

ひとりで始めたからこそ誰かの助けは本当にありがたいと実感しました。

手伝ってくれた方々本当にありがとうございました。

 

おかげで現在問題もなく営業できています。

 

今度会ったらわたしめに靴下を下さいまし。私はあなたのしもべです。

 

 

応援するよと思うことはあってもなかなか時間を割いてまで手を貸してくれる人はなかなかいないと思っています。私も今後誰かが何かを始めるときにはすすんで手を貸せるようになりたいです。

 

ベタな真面目な話で締めくくってしまいました。これから携帯でもいじりながら反省会します。

 

 

 

次回「やらなきゃいけない時って近くの漫画読んじゃうよね」 

早速ゲストハウスで働くことになりました。(旭川市)

あなたとコンビに志水です。

 

 

 

いきなりですが、自分の宿の物件が決まって運営できるようになるまでの間、

同時進行で北海道旭川市にある"宿レトロハウス銀座旭川"というゲストハウスの運営を任せてもらうことになりました。

 f:id:kokorozashimizu:20170406193122j:imageさかなさ

少し前にすごくお世話になっていたホームステイレベルのとても小さい宿です。
ずっと未完のままというところが魅力であり欠点という宿です。

 


公務員時代から3,4年間もだらだらとやりたいなと思ってきたゲストハウス運営。

 

これからどのようにしていくか。

 

"もう戻れない"という世界にどんどん突っ込んでいき、ビジネス面も含めて正直不安ばかりです。

暗中模索もいいところです。
でも不思議となんとかなるんじゃないかとも思ってます。

 

 

利益も損益も自分の責任となり、負荷がかかりますが、楽しみで楽しみでしょうがありません。

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やりたいことは声に出して言っていると助けてくれる人がいるものなのですね。
ケンシンさん、石持さんをはじめ皆さんありがとうございます。

感謝の気持ちでいっぱいいっぱいです。

 


やれるだけやってみようと思います。

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さて、現在のゲストハウス情勢についてですが、


昨今の格安航空券の増加や、情報伝達手段の発達による観光客の増加とともに、ゲストハウス(相部屋の安宿)が増えてきています。

 

その広がり方はブームと言っていい程。


そんなブームの中に入るのは少しミーハーな感じもしますが、いま注目の業界には変わりなく、チャンスだと思ってしがみついていきたいです。

 

 

そして全国には個性豊かなゲストハウスがたくさん出来てきています。
古民家を改装した宿、カフェやバーが併設された宿、ビル一棟のでかい宿、地域の基点となっている宿など。


チャリンコ旅行中に良い宿をたくさん見てきました。

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そんなゲストハウス戦国時代とも言える現在において、宿の個性が大事とよく言われます。
乱立する宿の中でも特に魅力となる点で勝負したり、細かくニーズを絞っていくために必要でしょう。

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私もどんな宿がいいだろうと必死に考えていました。

 

北海道っぽいものってなんだろう。
アウトドアがセットになったものがいいのではないか。
ギャラリー付きのものがいいのではないか。
美味しい朝食付きがいいのではないか。
床が牧草でふかふかがいいのではないか。
BGMは安全地帯に限るのではないか。
愛されるよりも愛したいのではないか。

 

 

 

 

んー。

 


そもそも宿泊所運営すら初めてなのに、それらの個性を出すことにも力を入れると考えるとだんだんと自信がなくなってきたのです。

 


しかし、今回海外で色んな安宿に泊まって終盤にしてようやく気づきました。

 

 

そのような個性というものは所詮オプションであって、極論ですがある程度の価格と親切なスタッフと清潔感があれば良い宿なのではないかと。

あとは美容室と一緒で、その人に合うか合わないかではないかと。

 

 

そもそもゲストハウスという相部屋の安宿の居心地の良さを知らない人すらまだまだ多いのではないかと。

 

 

 

アウトドアやギャラリーなどの要素は、余裕が出てきてからにするとしました。

 

 

まずは皆がゆっくり休める空間にすること。
そしてゲストやふらっと訪れた人が何を求めているのかをこっそり観察して、宿泊のついでにそっと提供してあげられるような、そんなゆったりした宿を目指すことにしました。

 

 

要は無理はしないということに決めました。

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大人数でパーティといったワイワイした空間にはならないかもしれません。
しかし、リラックスして日記を書いたり、本を読んだり、TVのない空間で友だちとだらだら話したりと、ゲストにとっても無理のない時間を提供したいです。


それが1つの旅行の醍醐味であるとも思っているので。

 

 

 


それではみなさん、何はともあれ宿レトロハウス銀座旭川でゆるくお待ちしています。(4月は改修にあてて、GWから営業予定)

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泊まらないでも遊びにきたよという方がいれば嬉しいです。
顔見に来たよとか、お茶出せよとか、差し入れ持って来たよとか、ふらっと来てくれたら最高です。
お礼にいまなら大っきめの鼻くそプレゼントしちゃいます。

 

 

逆に来てくれないと闇のゲームでカードの中に閉じ込めちゃいますからね。

 

 

 

https://m.facebook.com/yado.guesthouse.ginza.asahikawa/#!/yado.guesthouse.ginza.asahikawa/
北海道旭川市4条14丁目右1(三番館さんとかの鳥居の通りの近く)
予約はbooking.comからか、私に直接連絡をどうぞ、どうかお願いします。(1泊2,500円)